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2014/07/18、東京で実施された「AWS Summit Tokyo 2014」Day 2に参加してきました。期待していた以上に楽しく、ためになるイベントでした。
会場で発表された新機能やセッションの概要などを簡単にご紹介します。
見てきたセッション・ブース等
KEY-02 Day2 基調講演 ~Deep Dive to Enterprise~
アマゾンデータサービスジャパンの代表取締役 長崎氏の基調講演にはじまり、AWSユーザ企業(積水化学、ローソン、ガリバー)のゲストスピーカーの方々によるAWS活用事例紹介がありました。
またAWSエバンジェリストの堀内康弘氏による、AWSマネジメントコンソールの嬉しい新機能の紹介もありました。
TA-06 Amazon CloudFrontを利用したサイト高速化およびセキュア配信
CloudFrontでサイトを高速化する方法、S3と連携したセキュアなコンテンツの配信方法についての講演でした。
EA-06 クラウドなら出来る!すかいらーく事例に見るユーザ部門のユーザ部門による顧客のためのシステム構築術
すかいらーくマーケティング本部がDWHサービスのRedshiftを導入した背景、タイムライン、苦労した点や導入前後で変わった点が紹介されました。
TA-08 Amazon Redshiftパフォーマンス・チューニング
Redshiftのアーキテクチャ、テーブル設計方法、パフォーマンスチューニング方法についての講演でした。
EA-08 AWSを活用した次世代CRMプラットフォーム ~MUJI passport とデジタルマーケティング戦略~
無印良品の顧客時間(検討~購入~使用・消費)に対する考え方やデータ活用によるネットとリアル販売戦略についての講演でした。
認定試験・セルフペースラボ
普段は東京・大阪・福岡でしか受験できないAWS認定試験が会場で受験できると公式サイトで告知されていたため、AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイトレベルを受験してきました。
チャンスとばかりにこの日のために勉強し、見事合格することができました。勉強法や思ったことについてはこちらのエントリをご覧ください。
また自分のAWSアカウントを使わなくてもAWSの各種サービスをハンズオン形式で学習できる部屋があったので、より良く理解したかったAuto Scalingについてトレーニング実習をしてきました。
参加して良かった点・思ったこと
マネジメントコンソール日本語化が楽しみ
基調講演ではAWSマネジメントコンソールの日本語化が水面下で進んでいることが発表されました。実際にダッシュボードやEC2画面が日本語化されたデモ画面の紹介があり、各種メッセージ等はやはり日本語だとわかりやすいと感じました。
公開時期は未定だそうですが、実施されたらマネジメントコンソールがすべて英語という取っつきにくさがかなり軽減されるのではないかと思います。
クラウド導入を説明するときの考え方が参考になった
すかいらーくではテスト的にRedshiftを2日で構築し、本格導入の前にまず試してみたとのことでした。
また経営陣の理解を得るために「うまくいけば莫大な利益が生まれ、うまくいかなくてもコストがかからない」という言葉を作った場面もあったそうで、自社導入や顧客提案の際にも理解が得やすい考え方なのではないかと思いました。
とりあえず短時間でもサービスを使ってみるのが大事
これは失敗でしたが、情報収集・活用事例を知りたいAWSサービスについては短時間でも良いので使ってから講演を聞くべきでした。今回Redshift関連の情報収集が主な目的でしたが、パフォーマンスチューニング等はサービスの概要を知っているだけではあまり理解を深めることができませんでした。
逆に使ったことのあるCloudFrontやS3についてはセッションの内容がよく理解できたように思います。
クラウド利用する企業・しない企業の差が開いていくかもしれない
AWSでは値下げが頻繁に行われ、新しいEC2インスタンスや新しいサービスなどが発表され続けています。(先日もT2インスタンスが発表されたばかりですね)
クラウドに漠然とした不安を持つあまりオンプレミスで何年も同じハードを使い続けている企業と、クラウドでどんどん新しい技術を採用していく企業の差がますます開いていくのではないかと感じました。(私は危機感を持つ側です・・・)
おわりに
会場はどのセッションも漏れなく満席になるほどの人気で、これからますますAWSの利用が広がっていくのだろうと感じました。
またオープニング待ち時間にいい感じのDJプレイがあったり、昼食がビュッフェだったりと楽しい要素が満載でした。講演やハンズオンがためになった以外にも行ってよかったと思える素晴らしい内容だったと思います。