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昨日発表されたiPhone 6はAppleの公式サイトでも専用ページが用意されていますが、その中で使われているフォントが普段見ないものであるのが気になりました。
公式サイトを念入りに調べてみたところ、「Apple TP」というフォントのようです。調べた方法と分かったことをメモします。
iPhone 6公式サイトで使われている見慣れないフォント
以下はAppleのiPhone 6公式サイトをWindowsでキャプチャした画面です。メイリオともMSゴシックとも異なる美しいフォントが使われています。
そして下の画像はMacでiPhone 6公式サイトをキャプチャした画面です。Windowsと同じフォントで、Mac標準のヒラギノ角ゴとは異なるフォントが使われています。
見慣れないフォントの名前は「Apple TP」
WindowsでもMacでも同じフォントなので、Webフォントが使われているものと推測できます。そこでHTMLソースより該当テキストのfont-family
を調べてみたところ、「Apple TP」というフォントが指定されていました。
またGoogle Chromeのデベロッパーツールでfont-family
から「Apple TP」を消してみたところ、該当箇所の書体がメイリオに変わったのでやはり「Apple TP」というフォントが使われているとみて間違い無さそうです。
Apple公式サイトではWebフォントが使用されていた
さらにHTMLソースを調べたところ、以下のとおりスタイルシートで「Apple TP」のWebフォントを読み込んでいる箇所がありました。
<link rel="stylesheet" href="/wss/fonts?family=Apple+TP&v=1" type="text/css" media="all" />
該当のCSSを調べてみたところ、woff
,ttf
,eot
形式のフォントファイルが読み込まれていました。
「Apple TP」には以下のとおり3種類のウェイトがあるようです。
- apple-tp_ultralight
- apple-tp_thin
- apple-tp_text
また「Copyright © 2001 Isao Suzuki. All Rights Reserved.」という気になるコピーライト表示もありました。まさか2001年に作られていたのでしょうか・・・?
ちなみにフォントファイルのURLをブラウザで開こうとすると、URLはあっているのにも関わらずサーバーから404 Not Foundが返されます。外部からは利用できないように対策されているようです。
おわりに
「TP」が何の略なのかなど、謎が多いフォントですがもしかしたら次期iPhoneやMacに搭載されるものなのでしょうか。Appleらしい、とても美しいフォントなのでWebフォントとして公開されると嬉しいですね。