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auのWebサイトではiPhone 6/iPhone 6 Plusを購入する場合の料金シミュレータが公開されています。しかし試算できるのは新しいプランの「カケホとデジラ」のみで、従来の「LTEプラン」はシミュレートできません。
そこで「LTEプラン+LTEフラット」と「カケホとデジラ」を比較して表にまとめたため、状況に応じてどちらを選べば良いかをメモします。
auの新旧料金プランについて
auではLTE対応のスマートフォンを契約する際、データ通信メインの「LTEプラン+LTEフラット」か通話無料+データ通信の「カケホとデジラ」どちらかのプランを選択することとなります。
「LTEプラン+LTEフラット」の特徴
旧プランでは基本使用料を「LTEプラン」と、データ定額通信の「LTEフラット」を組み合わせることとなります。LTEデータ通信がメインとなっており、以下のような特徴があります
- 基本使用料は934円/月、データ定額料は5,700円/月
- 通信量が7GB/月を超えると通信速度が128kbpsに制限される
- 無料通話は無し
au公式サイト:LTEプラン | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
au公式サイト:LTEフラット | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
新プラン「カケホとデジラ」の特徴
新プランではLTEデータ通信がメインとなっており、以下のような特徴があります
- 基本使用料は2,700円/月、データ定額料は6段階の通信量(2/3/5/8/10/13GB)から選択
- 通信量が契約データ量を超えると通信速度が128kbpsに制限される
- 24時間、国内通話がカケ放題
au公式サイト:電話カケ放題プラン | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
iPhone 6/iPhone 6 Plusでは新旧どちらのプランも選択可能
au公式サイトにはiPhone 6/iPhone 6 Plusを契約する場合の料金シミュレータがあります。しかし基本使用料プランは「カケホとデジラ」(電話カケ放題プラン+データ定額)の場合の試算しかできません。
一見新プランでないとiPhone 6/iPhone 6 Plusを契約できないように見えますが、実は従来の「LTEプラン+LTEフラット」も選択可能であることが公式サイトに明記されており、KDDIの田中社長へのインタビューでも明言されています。
対応機種
4G LTEスマートフォン、iPhone(iPhone 4S除く)
料金プランも新料金プランの「カケホとデジラ」と従来の「LTEフラット」を選ぶことができるので、自分のスタイルに合わせた料金プランで契約ができます。
「LTEプラン+LTEフラット」と「カケホとデジラ」の比較
新旧プランを比較してみました。以下の表の基本使用料の「LTEプラン」および「電話カケ放題プラン」の料金は「誰でも割」の契約(いわゆる2年縛り)が前提となっています。
基本使用料 + データ定額料のみ
まず基本使用料 + データ定額料のみの場合の表です。
LTEフラット | データ定額2(2GB) | データ定額3(3GB) | データ定額5(5GB) | データ定額8(8GB) | |
---|---|---|---|---|---|
無料通話 | なし | あり | あり | あり | あり |
データ通信量制限 | 7GB | 2GB | 3GB | 5GB | 8GB |
LTE NET | 300 | ||||
LTEプラン | 934 | – | |||
電話カケ放題プラン | – | 2,700 | |||
パケット定額料金 | 5,700 | 3,500 | 4,200 | 5,000 | 6,800 |
通話・通信料合計(税抜) | 6,934 | 6,500 | 7,200 | 8,000 | 9,800 |
通話・通信料合計(税込) | 7,489 | 7,020 | 7,776 | 8,640 | 10,584 |
LTEフラットとの差額 | 0 | -469 | 287 | 1,151 | 3,095 |
「LTEプラン+LTEフラット」のほうが高くなるのはデータ定額2(2GB)のときだけで、データ定額3(3GB)以上のプランだと総額は「カケホとデジラ」のほうが高くなります。
基本使用料 + データ定額料のみ(auスマートバリュー割引あり)
auひかりなど対象の固定通信サービスを契約しているとauスマートバリューという割引が受けられます。割引金額はデータ通信料によって変わるため、auスマートバリュー割引ありの場合の比較も記載します。
LTEフラット | データ定額2(2GB) | データ定額3(3GB) | データ定額5(5GB) | データ定額8(8GB) | |
---|---|---|---|---|---|
無料通話 | なし | あり | あり | あり | あり |
データ通信量制限 | 7GB | 2GB | 3GB | 5GB | 8GB |
LTE NET | 300 | ||||
LTEプラン | 934 | – | |||
電話カケ放題プラン | – | 2,700 | |||
パケット定額料金 | 5,700 | 3,500 | 4,200 | 5,000 | 6,800 |
通話・通信料合計(税抜) | 6,934 | 6,500 | 7,200 | 8,000 | 9,800 |
auスマートバリュー | -1,410 | -934 | -934 | -1,410 | -1,410 |
通話・通信料合計(税抜) | 5,524 | 5,566 | 6,266 | 6,590 | 8,390 |
通話・通信料合計(税込) | 5,966 | 6,011 | 6,767 | 7,117 | 9,061 |
LTEフラットとの差額 | 0 | 45 | 801 | 1,151 | 3,095 |
データ定額2(2GB) ではauスマートバリューの割引額がLTEフラットよりも少ないため、auスマートバリュー割引が適用されるとLTEフラットが一番安くなります。
iPhone 6/iPhone 6 Plusの実質負担金
割賦24回払いのiPhone 6/iPhone 6 Plusの月額実質負担額は以下の通りです。新旧プランの違いによる端末代金の違いはありません。
iPhone 6
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
新規/MNP 月額実質負担額(税込) |
0円 | 540円 | 990円 |
機種変更 月額実質負担額(税込) |
605円 | 1,145円 | 1,595円 |
iPhone 6 Plus
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
新規/MNP 月額実質負担額(税込) |
540円 | 990円 | 1,440円 |
機種変更 月額実質負担額(税込) |
1,145円 | 1,595円 | 2,045円 |
前述の表に実質負担金額を加えたものが毎月の支払い金額の合計になります。例えば「機種変更」で「LTEプラン+LTEフラット」で「iPhone 6 64GB」を選択した場合は月額支払料は「7,489 + 1,145 = 8,634円」となります。
「LTEプラン+LTEフラット」と「カケホとデジラ」どちらを選ぶべきか
料金総額とプランの特長から、状況に応じてどのプランを選択するのが良いかは変わってきます。
「LTEプラン+LTEフラット」が良いと思われる場合
以下の条件に当てはまる人は「LTEプラン+LTEフラット」が良いと考えられます。
- 電話をほとんど使わず通話料金が0円に近い
- 一ヶ月のデータ通信量が多い(7GB未満)
「カケホとデジラ」のデータ定額2(2GB)が良いと思われる場合
以下の条件に当てはまる人は「カケホとデジラ」のデータ定額2(2GB) が良いと考えられます。
- データ通信よりも通話が多い(一ヶ月800円を超えるかが目安)
- 一ヶ月のデータ通信量が少ない(2GB未満)
「カケホとデジラ」のデータ定額3(3GB)以上が良いと思われる場合
以下の条件に当てはまる人は「カケホとデジラ」のデータ定額3(3GB) 以上のプランが良いと考えられます。
- データ通信よりも通話が多い
- 一ヶ月のデータ通信量が3GB以上
おわりに
電話をたくさん使う人でないと新プランにメリットを見出すのはなかなか難しいかもしれません。
私の場合は電話をほとんど使わずデータ通信がメインなので、今までと変わらず「LTEプラン+LTEフラット」で行こうと思います。