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LINE乗っ取り犯にURLを踏ませることで居場所を突き止める「LINE乗っ取り犯追跡ツール」というWebアプリが話題になっていました。
早速試してみましたが残念ながら犯人のお家は分からないと思ったので、その理由をツールを試してみた結果とともにメモします。
LINE乗っ取り犯追跡ツールとは
LINE乗っ取り犯は通常、トークをしている最中にiTunesカードを買ってくるよう求めてきます。ここでiTunesカードを買ってきて裏面の画像をアップロードしたとみせかけて、犯人に追跡用のURLを踏ませて大体の居場所を知ろうというツールです。
リンク:LINE乗っ取り犯追跡ツール作ったったw
LINE乗っ取り犯追跡ツールの使い方
使い方はシンプルです。まず「追跡用リンク作成ボタン」で追跡用リンクを生成します。
犯人に踏ませる専用URLと自分が結果を見る用の管理用URLが表示されます。
「犯人に踏ませる専用URL」を自分で踏んでみます。URLを踏んでしばらくするとGoogleにリダイレクトされます。
次に「管理用URL」にアクセスするとアクセス日時、犯人のIP、ブラウザ、ホスト名が表示されます。
また「犯人のお家はだいたいこの辺です(´・ω・`)。」のリンクをクリックするとIPアドレスから求めた位置情報が地図で表示されます。スマホからも試してみましたがGPSの位置情報は取得していないようです。
犯人のお家はわからないと思う理由
当サイトのこちらのエントリにも書いていますが、LINE乗っ取り犯はボットネット・プロキシ・VPNなどを利用して接続元IPを隠した上でLINEの乗っ取りを行っているものと推測されます。
試しにLINE乗っ取り犯追跡ツールを、SoftEther VPNを使ってインドのVPN中継サーバー経由で使ってみました。
記録されたのは以下のようにVPN中継サーバーのIPアドレスです。
また「犯人のお家」で表示される地図情報でもインドが表示されました。
よって、接続元IPを隠していると思われる犯人の居場所を特定するのは難しいと思われます。
おわりに
「悪用厳禁」と書いてあるとおり悪意を持った別の使い方をされると怖いですね。とはいえコンセプトはとても面白いツールなので、今後の改良には期待したいと思います。
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