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ITエンジニアとして新卒で入社した会社では一度も昇格できず、給料もほとんど上がりませんでした。
これは自分のせいだと思っていましたが、転職してこの考えは間違っていたことがわかりました。
もしあなたが ITエンジニアで給料が上がらず、お悩みであればこの記事を参考にしていただけるかもしれません。
給料が上がらないのは自分のせいではなかったと考える理由について、具体例を交えてご紹介します。
給料が上がらないのはあなたのせい?
とくに 20 代~30 代のうちは、どんなにがんばっても基本給がほとんど上がらない会社があることは珍しくありません。
この場合、給料が上がらないのはあなたのせいではありません。
年功序列賃金について
既にご存知かもしれませんが、年功序列は以下の Wikipedia からの引用にあるとおり、同じ会社で働いた年数や年齢によって職級や給料が決まっていく仕組みです。
年功序列(ねんこうじょれつ)とは、官公庁や企業などにおいて勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のシステム。
引用元:年功序列 – Wikipedia
この仕組みの上では、残念ながら若いうちに結果を出してもすぐに昇給・昇格することはありません。
新卒で入った会社で、給料がなかなか上がらなかった具体例
私が IT エンジニアとして新卒入社した会社では、以下のような職級が定められていました。
- 平社員
- 主任
- 係長
- 副課長
- 課長
- 次長
- 部長
厳密にはそれぞれの職級の中にもさらにランクがあり、以下のような順番で昇格していく仕組みでした。
- 平社員(1-1)
- 平社員(1-2)
- 平社員(1-3)
- 主任(2-1) ※平社員から昇格
基本給が大きく上がるのは、「平社員 → 主任」のように職級が変わったときです。
しかし最初の昇格である「主任」にたどり着くまでには、新卒入社してから一般的に 10 年を要するとされていました。ストレートな大卒なら 32 歳ぐらいの計算です。
上司の中には 20 年以上働いている人も多く、大学から地元に戻ってきた人が長年働くような会社だったため、この年功序列の仕組みはこんな前提ではうまく機能していたのかもしれません。
7 年で上がった月給はわずか 2 万円でした。
残業をすれば月給は上がりますが、自分の IT エンジニアとしての価値は 7 年働いて基本給が少し上がる程度なのだと本気で思っていました。
事実として、成果主義の会社に転職したら給料が上がった
転職後の会社は外資系の IT 企業です。年功序列賃金ではなく成果主義でパフォーマンスが求められます。
関連記事:地方の中小SIerを退職し、東京の外資系IT企業に転職します
しかし自分で成果を出したり成果につながるような仕組みや改善をすれば、それが結果につながってきます。
私の場合はさらに、ほかの人があまりやりたがらない分野にもチャレンジしていったところ、3年間で以下の結果を出すことができました。
- 2 回のプロモーション(昇格)
- 転職前と比べて年収が 2 倍以上になった
嘘っぽいかもしれませんが実話です。
プロモーションについてはサポートしてくれるマネージャーに恵まれたことも大きかったです。
また、現在の会社では 20 代で年下にもかかわらず私よりも職級が上の人が普通にいます。
転職前の会社では考えられないことでしたが、このような人が上げている成果からみると「当然だな」とすら思います。
転職しても給料が上がるとは限らない?
転職したからといって給料が上がるとは限らない、とお考えの方もいらっしゃると思います。
これはその通りだと思います。成果主義が自分に合わないと感じる方もいるかもしれません。
しかし年功序列の会社でも、制度がいつまでも続くとは限りません。実際にソニーや日立製作所などの年功序列を廃止した企業もあります。
また、上場企業で早期退職者を募っている企業も増えています。
2019年に希望・早期退職者を募った上場企業は16社に達し、5カ月余りで前年1年間(12社)を上回った。業種別では、薬価引き下げや新薬の開発費用上昇を背景にした医薬品メーカーの募集が目立つ。また、年齢条件付きの募集では、45歳を適用開始とする企業が10社で最も多かった。
年功序列の会社で働き続ければいつか給料が上がるかもしれません。
しかしすぐに転職はしないまでも、少しずつ情報を集めてみるのは決して間違った行動ではないと思います。
おわりに
会社が年功序列賃金の仕組みを採用していれば、20 代~30 代のあなたがどんなにがんばっても給料アップは望むことができません。
かつての私のように、いまの給料が自分の限界だ・・と感じている方に、参考になることがあればうれしいです。
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