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客先常駐は IT 業界によくある、自分の会社ではなくお客様の会社に常駐する働き方です。
私は新卒で入った会社で客先常駐をしていたことがありますが、決して楽しいものではありませんでした。
この記事では以下のような方を対象に、客先常駐でストレスがたまったときの対処法をご紹介します。
- 客先常駐で働いている方
- これから客先常駐で働く方
すべて私の実際の経験に基づくものです。
客先常駐でストレスがたまったときの対処法
結論からお伝えします。客先常駐でストレスがたまったときの対処法は以下です。
- 会社の同僚や友達に相談する・飲みに行く
- 趣味でストレスを発散する
- ストレスが溜まったことをカレンダーや日記に書く
これらの理由を、実際の体験談をもとに詳しくご紹介します。
客先常駐で働いていたときの体験談
新卒で入った会社で、約 2 か月の研修が終わった後にユーザー企業へ客先常駐しました。
お客様はスーパーマーケットの本部(店舗もいくつかあります)で、常駐しているときは以下のような業務をやっていました。
- ヘルプデスク
- システム開発
「ヘルプデスク」という言葉はなじみが薄いかもしれませんが、簡単に言えばシステムのトラブル対応から Excel の使い方の質問までなんでも受け付けるといったものです。
私は以下の期間、客先常駐をしていました。
- 最初の半年ぐらいは先輩(入れ替わり)と 2 人で常駐
- そのあと 4 年ぐらいは 1 か月の中で 1 週間、一人で常駐
毎日ではありませんが、約 5 年間やっていたことになります。
客先常駐でストレスがヤバかった5つの体験
お客様の全員が IT のことに詳しい会社ではなかったため、理不尽な怒られ方をしたときもありました。
具体的な例は以下です。
土日にコピー機が壊れて・・
お店のコピー機が土日に壊れてヘルプデスクの私に電話がかかってきました。
ただコピー機は土日の保守対応はしない契約になっていました(そのほうが安いため)。このため本来は修理対応ができません。
そこで月曜に担当のものを伺わせるという方向にしようとしたところ
こっちが働いてるのになんで来れないんだ!
と理不尽な理由で怒鳴られました。
ファイルが消えた
ファイルサーバーに置いてあるファイルが消えたという問い合わせです。
ファイルを間違って消してしまって復元してほしいという問い合わせは割とよくあるので、こういうときは以下のようなことを聞いて状況を確認します。
- 消えた心当たりはないか
- いつごろ消えたのか
すると急に
俺が消したと思ってるのか!
となぜか怒られました。
あとあと調べてみると、やっぱりその人が消していました。
外のウェブサイトにつながらない
お客様が業務で使っているインターネット上のウェブサイトになぜかつながらないという問い合わせです。
土日で自分一人、さらに会社のネットワークのチームにはすぐに頼れないという状況でした。
さらに以下の状態だったため、お客様は完全に会社側のネットワークに何か変更があったんじゃないか、と疑っていました。
- 特定の、そのウェブサイトだけつながらない
- スマホの回線からだとつながる
traceroute
コマンドで調べたところ、会社側のネットワークの出口にはたどり着けており、ほかのウェブサイトでも同じでした。
このためウェブサイト側にも問い合わせてみてほしいことを伝えましたが
こっちは使えなくて困ってるんだ!今すぐ直せ!
の一点張りでした。
このときにもっとネットワークについて知っていれば・・と思ったため「ネットワークスペシャリスト」の勉強を始めたことを覚えています。
納品したシステムで・・
ヘルプデスクのかたわらシステム開発もやっていました。
システムを作るときは大体が以下のような流れで行われます。(ウォーターフォール型の場合)
- 要件定義
- 設計
- 開発
- テスト
- 検収(お客様で受け入れ・納品完了)
このため、(一応は)お客様が納得したうえで納品されることになります。ただ後からやっぱりこうしてほしいという要望をもらうこともあります。
ある日、ユーザーの一人から納品後のシステムの使い勝手がよくないという問い合わせを受けました。
このようなときは後の改善として直すか検討する、という形になりますが、このときのお問い合わせの第一声が
ねえねえ、ちょっと因縁(いんねん)つけていい?
でした。怖かったです。
客先常駐でストレスがたまったときの具体的な対処法
会社の同僚や友達に相談する・飲みに行く
幸いなことに同じチームにいた先輩や同僚は良い人ばかりだったため、理不尽なことは相談させてもらっていました。
会社に相談できる人がいない場合は、一人でため込まずに友人に相談するのもおススメです。聞いてもらうだけでも少しはラクになるはずです。
ただ飲みに行くことが多いとお金がなくなってしまい、翌日の朝もつらいため頻度には気を付けたほうが良いかもしれません。
趣味でストレスを発散する
会社以外にストレスを発散できる・打ち込める趣味があると仕事のことだけで悩まなくてすみます。例えば以下のようなものです。
- 筋トレ
- ランニング
- ブログを書く
- ダーツ
- カラオケ
私の場合は仕事が終わった後に、よくダーツやカラオケに行っていました。
本ブログのカテゴリ「ダーツ」にある記事は、この時期の体験から書いたものです。
ストレスが溜まったことをカレンダーや日記に書く
理不尽なことがあってストレスを感じても、それがどの程度自分に影響があったのかは意外とわかりません。
カレンダーや日記にネガティブな体験をした時の状況や、そのときの感情や思ったことを書くことで、ストレスや不安の軽減が期待できます。
あとから見返してみると、あのときはこんなことで悩んでたのか・・と自分の成長を感じることができる効果もあります。
なお公開にしている Twitter や Instagram にネガティブなことだけを書くのは、フォロワーが減るのでおススメしません。
おわりに
客先常駐でストレスがたまったときの対処法をもう一度まとめます。
- 会社の同僚や友達に相談する・飲みに行く
- 趣味でストレスを発散する
- ストレスが溜まったことをカレンダーや日記に書く
ストレスへの対処法としてはここに書いたもの以外に、「超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」という本に、文字どおり 100 個も記載があります。
そもそも客先常駐という環境から脱出するという手もあります。私が脱出した方法は以下です。