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DAN Cases a4 SFX には、どんなパーツが使えるの?使えないパーツを買って失敗したくない。
DAN Cases 愛用の筆者がこんな疑問にお答えします。
DAN Cases a4 SFX はその小ささから、組み込むことができる電源や CPU クーラーの大きさに制限があります。
組み込めるパーツの条件や、その条件に合う電源や CPU クーラー、グラフィックボードについて調べたものをまとめます。
DAN Cases a4 SFX に対応するCPUクーラー・電源・グラフィックボードの条件
DAN Cases a4 SFX は小型のため、取り付けできるパーツの大きさに以下のような制限があります。
- CPU クーラーの最大の高さは 48mm まで
- 電源の規格は SFX, SFX-L
- グラフィックボードの全長 306mm、横幅 45mm、高さ 144mm
こちらはDAN Cases公式ウェブサイトの Compatibility ページにも記載されています。
この条件に合う CPUクーラー・電源・グラフィックボードを集め、どんな製品があるのかそれぞれ順番にまとめました。まずは CPU クーラーからご覧ください。
DAN Cases a4 SFXと互換性のある CPUクーラー
Noctua NH-L9i/NH-L9a
高さ 37mm の CPU クーラーです。以下のように末尾の文字で Intel CPU と AMD CPU 用で型番が異なります。
- NH-L9i:Intel用
- NH-L9a:AMD用
以下が Intel CPU 用の Noctua NH-L9i です。
AMD CPU 用の Noctua NH-L9a です。
茶色のファンとアルミ製のヒートシンクというシンプルなデザインで、DAN Cases a4 SFX の上限である 48mm を余裕でクリアしています。
茶色はちょっと・・という方には、少し値段は上がりますがブラックがかっこいい chromax.black バージョンもあります。筆者はこちらを愛用しています。
AMD 用の Noctua NH-L9a にも chromax バージョンがあります。
Cryorig C7/C7 Cu
高さ47mm の CPU クーラーです。コンパクトながらヒートパイプが付いています。
Intel 純正のリテール CPU クーラーと比較し、25% もの冷却性能の向上が見込めます。
C7 のほかに銅が使われた C7 Cu もあり、こちらはさらに冷却性能が向上されています。
Asetek 545LC/645LT
DAN Cases a4 SFX に対応するよう設計された水冷 CPU クーラーです。
SFFLAB のページで販売されていましたが、売り切れ(SOLD OUT)になっており入手が困難です。
≫Asetekの公式ページ:645LT 92mm SFF AIO Liquid Cooler from Asetek – Asetek
Corsair Hydro Series H55/H60/H75
Corsair の水冷 CPU クーラーです。Asetek 545LC/645LT よりもさらに大型です。
実際に取り付けたところは、以下の動画がイメージしやすいです。
GPU 側のブラケットに取り付ける形になるため、グラフィックボードの長さが制限されます。
DAN Cases a4 SFXと互換性のある電源
Corsair SF450/Corsair SF600
電源ユニット内部の温度や負荷などに応じて、ファンの回転数を制御する機能が付いている SFX 電源です。
ファンが回っているときも音はあまりしませんが、負荷が低いときはファンが止まるため静音 PC を作りたい場合に適しています。
私の場合は以前、別の電源を使っていましたが Corsair SF600 に乗り換えて快適に使っています。
関連記事:PCの電源に「Silverstone SST-SX600-G」を使うのをやめて「CORSAIR SF600」に変えた理由
SilverStone SST-SX600-G
SFXフォームファクターの 600W SFX 電源です。
メーカーのウェブサイトでは以下のように、内部温度が45°Cに達するまでファンレスモードで動作する旨が記載されています。
ファンレスモード動作はPSUの内部温度が45°Cに達すると解除されます。(V1.1)
ファンからコイル鳴きのような音もしたので、先ほどの「Corsair SF600」に変えました。
玄人志向 KRPW-SXP600W/90+
600W の SFX フルプラグイン電源です。Corsair や Silverstone の電源と比較すると価格は安いです。
しかしブランドの意向によるコスト削減のため、電話・FAX・メールサポートは一切ついていません。
玄人志向のメーカーウェブサイトによるとファンコントロール機能が付いているようですが、db 数の記載が見当たらず、静音性が気になります。
Lian Li PE-550B/Lian Li PE-750B(EOL)
台湾の PC ケース・アクセサリーメーカー Lian Li の SFX-L規格の電源です。
Lian Li は DAN Cases a4 SFX の PCI ライザーケーブルの供給元のメーカーでもあります。
静音の120mmファンを搭載しており、温度によりファンの回転数は温度や出力電力によって異なります。
Lian Li のメーカーウェブサイトでは既に EOL の商品一覧に入っており、手に入れにくいのが残念なところです。
DAN Cases a4 SFXと互換性のある グラフィックボード
DAN Cases a4 SFX は Nvidia や Radeon のリファレンスモデルに対応するよう設計されています。
このため全長 306mm、横幅 45mm、高さ 144mm に対応していてほかのパーツに干渉しないグラフィックボードであれば、以下のシリーズのものが使用できます。
- Nvidia GeForce RTX 20シリーズ 2060/2060Ti/2070/2080/2080Ti
- Nvidia GeForce GTX 16 シリーズ 1660/1660Ti
- Nvidia GeForce GTX 10シリーズ 1050/1050Ti/1060/1070/1070Ti/1080/1080Ti
- AMD Radeon VII
- AMD Radeon Vega シリーズ
- AMD Radeon RX500 シリーズ RX 590/RX 580/RX 570/RX 560/RX 550
- AMD Radeon RX400 シリーズ RX 480/RX 470/RX 460
おわりに
DAN Cases a4 SFXに対応するCPUクーラー・電源・グラフィックボードの一覧でした。
静音性や手に入りやすさ、価格の手ごろさからのおすすめは以下のとおりです。
- 電源:Corsair SF600
- CPUクーラー:Noctua NH-L9i (Intel)/ Noctua NH-L9a(AMD)
- グラフィックボード:Nvidia GeForce GTX1050Ti
小型で愛着の沸く DAN Cases a4 SFX に最適なパーツ選びの参考になれば嬉しいです。
▼おすすめパーツと Dan Cases 本体は以下から見に行くことができます。