サポートエンジニアの仕事がつまらないときの5つの対処法

サポートエンジニアの仕事がつまらないとき、転職する前にできる4つの対応方法

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サポートエンジニアをやっているけど、同じような問い合わせの対応ばかりでつまらないし飽きたかも・・

この記事ではこんな悩みにお答えします。

筆者も現役のサポートエンジニアですが、サービスをつくる部署とお客様との間で必要な存在とはいえ、たまにはこう感じてしまうこともあります。

この記事では筆者もやっている、サポートエンジニアの仕事がつまらないと感じたときにできる対処をご紹介します。

より楽しく仕事をする方法や、それでもやっぱりつまらない場合にどうすれば良いかがわかります。

サポートエンジニアの仕事がつまらないと思ったときの対処法

サポートエンジニアの仕事がつまらないと思ったときの対処法は以下です。

  • つまらないと思った体験や状況をカレンダーや日記に書く
  • より伝わるように文章力を鍛えてみる
  • 関連する IT 技術やオープンソースソフトウェアについて深く調べてみる
  • 社外の勉強会に参加して他の会社のエンジニアに会いに行ってみる
  • 会社や職種を変える

4 つ目まではすべて現役サポートエンジニアである筆者が実際にやっていることです。最後の 1 つはそれでもつまらない場合の対処法です。

これらがなぜ対処法になるのか、理由とあわせて解説していきます。

サポートエンジニアのお仕事の内容については、以下の記事でも解説しています。

サポートエンジニアの仕事がつまらないと思ったときの対応方法

つまらないと思った体験や状況をカレンダーや日記に書く

つまらないと思った体験や、そのときに思ったことを日記やカレンダーに書いてみます。心理療法ではエクスプレッシブライティングと呼ばれています。

なぜなら悩みを書き出すことで、不安を軽減する効果が見込めるためです。

これは「客先常駐でストレスがヤバかった5つの体験と対処法【経験談】 」でもご紹介した方法です。

例えばサポートエンジニアとしてよくありがちな「つまらない」と思う状況は、以下のようなものがあります。

  • 回答を伝えてもなかなか分かってもらえないな
  • 製品を開発しているチームにわからないところを連携してもなかなか返事をくれず催促しないといけないな・・
  • お問い合わせの意味がわからなかったり、理不尽な要求をされることがあるな・・

しかしただ漠然と「つまらない」と考えているだけだと、状況が良くなる可能性はほぼありません。

一方、いきなり解決策を考えるというのもなかなか難しいものがあります。

そんな時につまらないと感じた体験を日記やカレンダーに感情とともに書くことで、まずは不安を軽減する効果が期待できます。

より伝わるように文章力を鍛えてみる

回答で伝えたい内容をお客様に伝えるために、文章力を鍛える方法です。

これはサポートエンジニアという仕事の性質上、回答や社内のエスカレーションのためにメールなどの文章を書く時間が多く、伝える力が大事であるためです。

例えば私が経験上、私が伝わりやすいと考えている文章の例や構成は以下のようなものがあります。

  • 結論を最初に書く(例:この設定が障害の原因です)
  • その理由を書く(例:この設定をするとこういう動作になるからです)
  • 具体例を書く(例:ドキュメントのこの部分に記載があり、検証したところ再現しました。結果はこのとおりです)

残念ながらお客様が回答のすべてを読んでいるとは限らず、要点がうまく伝わらないと以下のようなことが発生します。

  • 回答の内容がよく分からないという追加の質問
  • 複数の意味に捉えられる内容など、誤解の発生

これらはサポートエンジニアの仕事がつまらないと感じる原因になるだけでなく、お互いにとって時間の無駄になってしまいます。

文章は量を書き、改善を重ねていくことで上達していくため、鍛えるためにおすすめな方法はブログを書くことです。

例えば当ブログの記事はほとんどが 2,000 文字以上で、先ほどの「結論・理由・具体例」の法則にあてはまるよう心がけています。

ほかにも見出しや箇条書きを使って構造化することも、読みやすい文章を作るうえで重要です。

関連する IT 技術やオープンソースソフトウェアについて深く調べてみる

Octocatのステッカー

関連する IT 技術やオープンソースソフトウェアのドキュメントやソースコードを見る等、深堀りしてみます。

なぜなら仕組みや構成などについて深く掘って調べてみることで、日頃のサポートに役立つ可能性があるためです。

会社によってサポートエンジニアが支援する内容は異なりますが、サポート内容として例えば以下のようなものがあると思います。

  • ネットワーク関連
  • 自社で開発しているサービス
  • オープンソースソフトウェア

例えば以下のような関連技術です。

  • ネットワーク関連なら通信がどのように発生しているか・パケットの中身について
  • オープンソースソフトウェアならドキュメント・書籍・ソースコードを深く読んでみる

採用の面接にも関わっている立場からすると、業務での経験が長くても関連する技術がどのような仕組みなのかを知っている人は意外と少ないです。

(もちろんこれは自分にも言えるので、日々追いついていかないといけないところではあります)

これらを理解することで、仮に転職することになっても他の人との差別化に使える可能性があります。

社外の勉強会に参加して他の会社のエンジニアに会いに行ってみる

TECHPLAYのステッカー

社内だけだと新しい刺激を得るのが難しいという方は、社外の勉強会に参加してみるのも方法のひとつです。

なぜなら社内だけでは得られない刺激や、より興味のある技術を見つけることにつながるからです。

例えば東京の近郊のみではありますが、「サポートエンジニアNight」という勉強会では、普段は表に出ることが少ないサポートエンジニアが主役となって、課題や取り組みについて発表が行われています。

過去の開催分:サポートエンジニアNight vol.4 ~Support Team Growth~

ほかにも好きなプログラミング言語や IoT についてなど、勉強会やセミナーなどの情報は connpass や TECH PLAY などのサイトで探すことができます。

他人と自分を比べることは自信がなくなることもあるのでおすすめしませんが、刺激を受けたり新しい仕組みを取り入れることには役立つはずです。

それでもサポートエンジニアの仕事がつまらない場合

それでもつまらないという方は、会社や職種を変えるための準備をしましょう。

なぜなら技術や文章力が問題でないとすると、以下の状態だと考えられるためです。

  • 自社製品のサポートに飽きてしまった
  • サポートという仕事そのものに飽きてしまった
  • 一通りの仕事をやり終わってしまった
  • もっと違うことに挑戦したい

サポートエンジニアを土台にしてのキャリアパスは様々なものがあります。

サポートエンジニアで得た問題解決能力は、一つの会社や職種にこだわらなくても活かすことができます。

実際に筆者のまわりにも、サポートエンジニアという経験をもとにソフト開発エンジニアになったりマネージャーになった人は何人もいます。

おわりに

最後にサポートエンジニアの仕事がつまらないと思ったときの対応方法をまとめます。

  • つまらないと思った体験や状況をカレンダーや日記に書く
  • より伝わるように文章力を鍛えてみる
  • 関連する IT 技術やオープンソースソフトウェアについて深く調べてみる
  • 社外の勉強会に参加して他の会社のエンジニアに会いに行ってみる

それでもつまらないと感じる場合は、他の企業のサポートエンジニアや、職種そのものを変える準備をしましょう。

私も客先常駐の SE からサポートエンジニアへとキャリアチェンジしましたが、転職しようか悩んでいるときは答えにたどり着けず、行動を起こしてはじめて環境が変わりました。

しかし別の会社や業種へのいきなりの転職はハードルが高いです。まずは転職エージェントに登録だけしておいて、来たメールで気になった会社があれば情報を集めるぐらいからはじめるのがおすすめです。

幅広い業種の案件があるリクルートエージェントや、ITに特化したマイナビエージェントには 5 分もあれば登録できます。

人生は限られているため、つまらないと思いながら仕事を続けるよりは新しいことに挑戦してみるほうが後悔も少ないはずです。

サポートエンジニアの仕事に悩むあなたのヒントになれば嬉しいです。