※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。
アルバイトなんて給料がもらえれば何でもいいよね
学生時代にお金を稼ぐ方法の定番といえばアルバイトです。
今は社会人の筆者も、大学生のことはアルバイトに明け暮れていた時期があります。
4 つのアルバイトを経験して得た、今でも役に立っている 6 つの教えをご紹介します。
アルバイトから学んだことで社会人になっても役立っていること
以下の考えがアルバイトで学んで社会人になっても役立っています。
- お金は生きるのに必要なもの。だけど・・
- 給料は誰からもらっているものなのか
- 自分にあっていることはやるまで分からない
- 利益を出さない会社の存在意義
- 交渉のときに 100対0 で勝ってはいけない
- 人への接し方を間違えてはいけない
教えてもらった場面とあわせて、それぞれ一つずつご説明していきます。
筆者のアルバイト経験について
筆者は大学生のころ、以下のアルバイトを経験しました。
- たこ焼き屋のほぼ全部
- カレー屋のキッチン
- イタリアンのキッチン
- 運送会社の荷物の仕分け
大学生のころ 2 年ほど引きこもりになっていた時期がありましたが、引きこもりから脱したあとにアルバイトを始めました。
そのあとは新卒でシステムエンジニアになり、今は外資系の IT 企業でサポートエンジニアをしています。
こんな全く違う職業になった今でも覚えていて、役に立っている教えをご紹介します。
アルバイトから学んだことで社会人になっても役立っている6つの教え
主に飲食店で働き、こんな学びを得られました。
お金は生きるのに必要なもの。だけど・・
人生で初めてのアルバイトとして働いたたこ焼き屋では、とくに多くの学びがありました。
「みんなはお金ってどんなもんやと思う?」
ある日、関西弁の店長からこんな話がありました。
「生きるのに必要なもの」という答えが大半で、筆者もそう答えました。
「水や空気も生きるのに必要ってことね」と思いましたが、これは半分正解で真意は以下でした。
- もちろん生きるのには必要
- でも水や空気を目的として生きないように、お金も人生の目的にはならない
この上で「お金だけが目的なら他へ行ってください」や、「今しかできない経験を得に来た人だけが働いてほしい」といった趣旨の話もありました。
これは賛否ある考えだと思います。仕事から得られる経験よりもお金が大事な人もいると思います。
しかしお金は幸せになったりストレスを減らしていくための手段であり、目的にはならないという考えは、今でも大学の時に知っておいてよかった考え方だと思います。
給料は誰からもらっているものなのか
アルバイトの給料は誰からもらっているものでしょうか。
「会社からもらっているものじゃないの?」と思いますよね。大学生だった筆者も同じように思いました。
お客様からもらっている、という理由は以下のためです。
- 会社が商品やサービスと引き換えにお客様からお金をもらう
- そもそもお金を払いたいと思うものでなければ給料は(本来は)出ない
- このため商品やサービスを適当に提供してはいけない
もちろん給料が出ないことは普通はないので、アルバイトを納得させるための方便と言えるかもしれません。
しかし自分の給料がもともとはどこから出ているのかという考え方は、社会人の今でも役立っています。
自分にあっていることはやるまで分からない
「自分には向いてないかな・・」と思っていても、やってみると意外に楽しい仕事があるのも学びの一つです。
例えばたこ焼き屋では一つのアルバイトの中でも、以下のようにいろいろな仕事がありました。
- たこ焼きを焼きながら大声で呼び込みする
- 裏方としての仕込み
- 鉄板で焼きそばをつくる
- かき氷をつくる
- ゴミ出しやグリストラップ(厨房の排水が溜まるところ)の掃除
アルバイトが全部やる必要はありませんでしたが、やってみるか聞かれたらとりあえず「はい」と答えました。
他にもいろいろなポジションを経験すると、他のポジションの人の気持ちがわかって仕事がやりやすくなる効果もあります。
利益を出さない会社の存在意義
「利益を出さない会社は存在したらあかん」
こんな強烈な教えもありました。
「会社」の定義を調べてみると、たしかに「営利を目的とする団体」とされています。
新店舗のオープニングから十数名のスタッフが働いていて、最初は満席になるぐらいの盛況でした。
しかしこの状況は以下のとおり一変しました。
- オープン当初は半額キャンペーンをやっていた
- 半額キャンペーンが終わった途端、客数が激減
結果として 1 年足らずで経営不振のためお店は潰れました。
財務状況は不明だったものの、「お客さん減ったね」というのはアルバイト内でも話題になっていた矢先の出来事でした。
利益を出し、常に価値を提供し続けないとお店や会社は存続できないという強烈な教えになりました。
交渉のときに 100対0 で勝ってはいけない
何かを交渉するときに、要求を全部押し通してはいけないということも教わりました。
たこ焼き屋で「かき氷」を店舗の外の小さな屋台で販売していたとき、その場を仕切っていた委員会から注意を受けたときの店長の教えです。
保健所の許可も下りていたので外での営業を続けることはできたものの、その後はお店の中での販売のみになりました。
- 交渉の相手も人間なので感情がある
- 今後も関係を続ける相手なら、7:3 か 8:2 ぐらいに落ち着けることも必要
- さもないと「敵」をつくることになってしまう
たとえこちらの要求を 100% 通したいと思っている場合でも、相手の顔に泥を塗ると後に響くという教えは今でも心に残っています。
人への接し方を間違えてはいけない
接し方を間違えると、人は病んでしまうというのも大事な教えでした。
イタリアンのお店で働いて数ヵ月経ったころ、新入社員として男女 1 名ずつがお店に配属されました。
この新入社員について、とくに男性に対しての当時の店長の当たり方は以下のように厳しいものでした。
- みんなより遅れてるんだから早く仕事を覚えろ!
- ほら次!声が小さい!
1カ月も経たないうちに、この男性社員はお店に来なくなりました。後日、エプロンなどの借り物は会社に配送されてきたそうです。
シフトが重なる時間は少なく、この男性社員は仕事ができなかったのか、覚えられなかったのかは不明です。
しかし上司が部下への接し方を間違えると、いとも簡単に人は病んでしまうというのは、自分は絶対に気を付けなければならないと感じた出来事でした。
おわりに
アルバイトで学んで社会人になっても役立っている教えをまとめます。
- お金は生きるのに必要なものだけど・・
- 給料は誰からもらっているものなのか
- 自分にあっていることはやるまで分からない
- 利益を出さない会社の存在意義
- 交渉のときに 100対0 で勝ってはいけない
- 人への接し方を間違えてはいけない
働いてお金をもらいつつ、学びや経験を得られるような場所で働けたら最高ですね。
しかしタイムカードを切ってから働かされたときもあったことも思い出しました。今思うとブラック・・?