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サポートエンジニアってどれぐらいの年収なのかな・・
職種ごとの平均年収は、就職や転職を考えている方なら一度は調べますよね。
しかしサポートエンジニアの平均年収を調べても、その数字はあまりアテになりません。
この理由を現役サポートエンジニアである筆者がご説明します。
サポートエンジニアの年収を調べてもアテにならない理由
なぜ年収を調べてもアテにならないかというと、サポートエンジニアの年収は以下の要素によって大幅に変わるからです。
- スキル・経験
- 業界や市場の規模
たとえば転職サイトのリクナビNEXTで「テクニカルサポート、サポートデスク」の条件で探してみると、以下のとおり激しいバラつきがあります。
これがなぜなのか、サポートエンジニアとして働いている視点から年収が決まる仕組みとともに解説します。
筆者について
本題に入る前に少しだけ自己紹介させてください。
筆者は外資系の IT 企業で働く現役サポートエンジニアです。前職は SIer でシステムエンジニアをしていました。
現在の年収は市場価値の診断サイトで調べた結果とほぼ同じぐらいです。
それではサポートエンジニアの年収の決まり方から順に見ていきましょう。
サポートエンジニアの年収の決まり方
サポートエンジニアの年収は大きくわけて以下の要素によって決まります。
スキル・経験
これまでの業務や、業務以外でも自分の価値を高める行動から得られたスキルや経験が、年収が決まる要素の一つです。
企業にもよりますが、サポートエンジニアとして対応するのは以下のようなものがメインとなります。
- 自社のサービス
- ネットワーク全般
- オープンソースソフトウェア
とくに中途採用の場合はこのような仕事の内容に対して、以下のようなスキルや経験がマッチするか否かによって企業が提示してくる年収が大きく変わります。
- 使ってきたOS(オペレーティングシステム)
- 使えるプログラミング言語
- 言語(英語が話せる等)
- マネジメント経験
※新卒の場合はスキルや経験があるに越したことはありませんが、ポテンシャルや企業に合うかを重要視されることもあります。
スキルや経験は日々の業務で積むことができればベストですが、仕事の時間以外でも身に着けることは可能です。
しかし資格の勉強やオープンソースソフトウェアなどを触ってブログで情報発信しつつ知識をつけ、より年収の高い外資系の企業に転職しました。
余談ですが筆者は大学で引きこもりになって 2 回も留年しました。こんな人間でも転職して年収を上げることはできるので、世の中の大多数の方にできないとは考えにくいと思います。
業界や市場の規模
年収は業界や市場の規模、職種によっても大きく異なります。
今回、職種はサポートエンジニアが前提となるため、年収は業界と市場の規模でがほとんど決まることになります。
年収が上がりやすいのはユーザー数が増えている市場や、今後の伸びが期待できそうな業界です。なぜなら企業が儲かっていないとエンジニアの年収も上がりづらいためです。
スキルを持った人材が少なく、需要よりも供給が少ない業界や市場とも言えます。例えば以下のような分野です。
- クラウド
- ビッグデータ
- IoT
- 機械学習
- AR/VR
こういった市場や業界のサポートエンジニアになるスキルを身に着け、キャリアを積むことができれば年収アップは充分に見込むことができます。
なお求人を見ていると想定年収を「500万円~800万円」のような形で出している企業もありますが、最高額(この場合800万円)に近い年収をもらっている人は一握りだと思っておいたほうが良いです。
この書き方は一人でもその年収の人がいればウソにはならず、候補者に年収を錯覚させやすいためよく使われます。参考程度にとどめましょう。
おわりに
サポートエンジニアの年収を調べてもアテにならない理由をもう一度まとめます。
なぜなら年収は以下の要素によって大幅に変わるからです。
- スキル・経験
- 業界や市場の規模
サポートエンジニアでも拡大していく業界であれば年収を上げることは充分に可能です。参考になれば嬉しいです。