※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。
新卒で客先常駐に配属されたけど、どうやってキャリアアップしていけばいいのかな
この記事ではこういった疑問にお答えします。
筆者は新卒で客先常駐に配属され、手取り 17 万円で仕事していました。しかしその後の外資系 IT 企業へのキャリアアップで手取りは 2.5倍を超えました。
この記事では筆者の実体験をもとに、新卒の客先常駐からどのようにキャリアアップしていく方法があるのかを解説していきます。
新卒で客先常駐に配属されたあなたも、キャリアアップしつつやりたいことを見つけられるはずです。
客先常駐に新卒入社したあとのキャリアアップ方法
客先常駐に新卒入社した後のキャリアアップのための方法は以下のとおりです。
- IT 業界にどんな職種があるのか少しずつ知っていく
- 本業の客先常駐のほかにスキルを積み重ねる行動をする
- 自分の市場価値を定期的に調べる
- 他にどんな会社があるのか早いうちから知っておく
これらがなぜなのか、筆者の経験とともにご説明していきます。
筆者について(客先常駐に新卒入社)
筆者は新卒入社した会社で、一年目から客先常駐を経験しました。
客先常駐のはじめのうちはコーディングやヘルプデスクの仕事がメインで、2 年目ぐらいからはシステムの設計もやっていました。
30代になり転職し、テクニカルサポートエンジニアとして働いています。
それでは次に、本題となる客先常駐からのキャリアアップの方法を見ていきましょう。
客先常駐に新卒入社したあなたに伝えるキャリアアップ4つの方法
客先常駐に新卒入社したあなたに伝えたいキャリアアップ方法です。
IT 業界にどんな職種があるのか少しずつ知っていく
まずは IT 業界にどんな職種があるのかを知り、将来どうなっていきたいかを少しずつ考えていきましょう。
どんな職種があるのかがわからなければ、何が自分に合っているか知ることもできません。
IT業界と一言で言っても、以下のように様々な職種があります。
- システムエンジニア
- プログラマー
- プロジェクトマネージャ
- ネットワークエンジニア
- サポートエンジニア
例えば仕組みを作るのが好きな人は、客先常駐のままシステムエンジニアやプログラマーとしてキャリアアップしていく道があります。
また設計やプロジェクトマネジメントの上流工程は客先常駐でも経験することはできますが、案件や会社によってはずっと下流工程だけということもありえます。
IT系にどんな職種があるのかは、仕事のほか以下のように IT 系の勉強会を検索できるサイトで他のエンジニアの実態を知る方法があります。
このような方法で、将来やっていきたいことに近い職種を知っていきましょう。
本業の客先常駐のほかにスキルを積み重ねる行動をする
本業の客先常駐のほかにも、スキルを磨くための勉強やアウトプットをすることをおすすめします。
これがわかりやすく表れている統計として、総務省の「平成28年社会生活基本調査」では、有業者の 1 日の学習時間の平均は 6 分となっています。(総平均時間)
一方で、その中でも行動者平均時間(学習をしている人だけで見た場合)では、1 日の学習の平均時間は 127 分まで増加します。
「総平均時間」や「行動者平均時間」という聞きなれない言葉が出てきましたが、以下のような意味です。
- 総平均時間:該当する種類の行動をしなかった人を含む全員の平均
- 行動者平均時間:該当する種類の行動をした人のみについての平均
つまりほとんどの社会人は仕事以外では学習していないものの、学習する習慣がある人は仕事のほかにも 1 日 2 時間以上勉強していると読み取れます。
これはけっこう恐ろしい差だと思いませんか?
筆者は大学生のときに 2留年していることもあり、社会人になってからはその遅れを取り戻すために以下のような行動を続けてきました。
- 情報処理技術者試験の勉強
- ITの基礎知識を学習するための読書
- ブログでの Tech な内容のアウトプット
- 小さなサービスを作る
Tech な内容のアウトプットはこのブログ、小さなサービスはグラデーション画像メーカーという Web サービスを作る等をしました。
これらの経験を積み重ねていなかったら、転職して年収が上がることも無かっただろうと思います。
こんな理由から、本を読んで勉強したりちょっとしたサービスを作る・ブログでアウトプットする等のスキルの積み重ねをおすすめします。
自分の市場価値を定期的に調べる
客先常駐に限ったことではありませんが、IT 業界における自分の市場価値を見直す機会をつくることも大事です。
例えば筆者が新卒で入社した会社(SIer)には親会社があり、そこから IT 部門が独立したような立ち位置でした。
入社のあとの研修で、総務から言われた以下の一言は今でもはっきり覚えています。
ウチは親会社より給与体系が良くなることは絶対にないよ
つまり入社の時点で、どんなにがんばっても子会社では親会社の給料を超えることはないと宣告されたわけです。
「こんなことよく新卒の前で言えるな」と当時は思ったものの、この事実がわからないままよりは逆に良かったと思っています。
IT エンジニアの市場価値を決める要素はスキルや年齢、働く場所など多岐にわたります。
市場価値を調べることができるサービスや転職エージェントとの面談で、適正な年収はいくらなのかを定期的に調べることを強くおすすめします。
他にどんな会社があるのか早いうちから知っておく
新卒のうちは仕事を覚えるのが大変だとは思います。しかし本業の仕事をしつつ、他にどんな会社があるのか早い段階で知っておくことをおすすめします。
例えば筆者は 2 年目から一人で客先常駐していました。
しかし以下のような理由からだんだん余裕がなくなっていきました。
- 客先で一人の辛さ
- 定時の後に本社に戻って残業
客先常駐が辛いと思うかどうかは、客先の環境や自分次第なところもあります。
もちろん合っているという方もいるでしょう。
しかし下流工程が多い場合や年功序列の会社の場合、何年務めていても給料が上がらないといったことがありえます。
勤めている会社以外を知るには、すぐ転職するつもりがなくても転職エージェントに登録だけはしておき、エージェントから情報を得ておく方法をおすすめします。
私は 30 代になってやっと転職エージェントの存在を知ったため、20 代の 7 年という貴重な時間を給料が上がらないまま過ごしました。
おわりに
客先常駐に新卒入社したあなたに伝えるキャリアアップ方法をまとめます。
- IT 業界にどんな職種があるのか少しずつ知っていく
- 本業の客先常駐のほかにスキルを積み重ねる行動をする
- 自分の市場価値を定期的に調べる
- 他にどんな会社があるのか早いうちから知っておく
自分の市場価値はミイダスというサービスで質問に答えていくだけで簡単に知ることができます。
またリクルートエージェントやマイナビジョブ20'sのような無料の転職エージェントに登録だけはしておき、メールをチェックすることで興味があった会社の情報をいち早く確認できます。
- リクルートエージェント ※リクナビのリクルートが運営する転職エージェントの最大手です
- マイナビジョブ20's ※第二新卒向けなので、リクナビエージェントより20代の情報に特化しています
とくに 20 代のうちはキャリアアップのために第二新卒という強力なカードも使えます。しかし使える時期は限られています。
この記事の内容の一部でも、客先常駐からのキャリアアップに役立てば嬉しいです。