外資系企業で必要な英語力はアテにならない理由【解決策も】


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外資系企業で働くのって、どのぐらい英語力が必要なんだろう・・?

この記事ではこんな疑問を解決できます。

なぜなら筆者は外資系 IT 企業の現役エンジニアで、英語を日常的に使っており必要な英語力がわかるためです。

この記事では以下の順で、外資系で働くための英語力についてご説明します。

  • 必要な英語力を調べてもアテにならない理由
  • 外資系企業で働くための英語力の調べ方
  • 英語力を上げる方法

記事を読み終えたあなたは、外資系の企業で働くための一歩を踏み出せるはずです。

外資系企業で働くために必要な英語力は?

外資系企業で働くための英語力を調べても、以下の理由からあまりアテになりません。

  • ポジション(職種)によって必要な英語力が大きく異なる
  • 相手によっても必要な英語力が異なる

また TOEIC の点数が高くても、英語力が充分かというとそうでもありません。

これらがなぜなのかと、必要な英語力の調べ方や英語力を身に着ける方法を解説します。

外資系企業の現役エンジニアである筆者の英語力

本題に入る前に、筆者が外資系企業に入社した時の英語力は以下のとおりでした。

  • TOEIC は受けたことがない
  • 前職は日本の企業で英語を全く使わない
  • プライベートでの英語の勉強は無し

採用する側から見たら英語ができると判断できる要素がゼロですね。

それでも勉強した結果、TOEIC は入社したあとに 2 回受けて 690 点と 795 点です。まわりには 900点超えがゴロゴロいるので低いほうです。

TOEIC 795点

英語ができるほうではないのに海外出張に行って悔しい思いをしたこともあります。

こんな筆者でも外資系企業で 3 年以上、なんとか働くことはできています。

外資系企業で必要な英語力を調べてもアテにならない理由

調べてもアテにならない理由は以下のとおりです。

ポジション(職種)によって必要な英語力が大きく異なるため

1つ目の理由は、ポジションによって必要な英語力が大きく異なるためです。

外資系の企業ではポジションやロールと呼ばれる役割があり、どんな仕事をするのかが大体決まっています。

会社に寄りますが、例えば IT 系だと以下のような種類のポジションがあります。

  • プロダクトマネージャー(プロダクトの構想から利用までを主導)
  • サポートエンジニア(お客様を支援する)
  • ソリューションアーキテクト(仕組みを提案する)

仕事が違うため、以下のように英語を使う頻度もポジションごとに変わります。

  • 英語でメールを書いたり読むほうが多い
  • 英語で電話や会議するほうが多い

例えばアメリカのチームとやり取りが多いマネージャーは英語を話す機会が多いものの、日本の顧客とのやり取りが多いエンジニアの場合はそれほどでもなかったりします。

実際に筆者はサポートエンジニアというポジションですが、海外とのやり取りはメールやチャットなどの読み書きが多く、話す機会は少ないです。

ポジションによって求められる英語のスキルは違ってきます。

相手によっても必要な英語力が異なるため

2つ目の理由は、やり取りする相手によっても必要な英語力が異なるためです。

例えば日本人と会話することが多いオーストラリアの人は、何度も「sorry?」で聞き返すとゆっくり喋ってくれることが多いです。(あくまで筆者の経験&甘えです)

一方で多くの国の人が参加する会議だと、普通のスピードで会話が進んでいくので理解するのが格段に難しくなります。

ほかにもインドなどの国の人の発音は独特の「なまり」を感じるときがあります。

例えば「川」を表す「river(リヴァー)」が「リヴァル」と聞こえる等です。(もちろん日本人と同じで、なまりがない人もいます)

TOEIC のナレーターの発音は現実と比べてきれいで聞き取りやすく感じます。

筆者の経験ではゆっくり喋ってくれる相手でないと聞き取るのは難しく、話すのもまだまだ考えてしまう時間が長いレベルです。

このためやり取りする相手によっても必要な英語力が違います。

外資系企業で働くための英語力の調べ方

必要な英語力を調べるには、企業の採用情報でジョブディスクリプション(職務記述書)を見る方法があります。

なぜならジョブディスクリプションには、ポジションで求められる必要な条件や経験が記載されているためです。

例えば以下のように書かれていることが多いです。

  • 英語での文書および口頭での優れたコミュニケーション能力
  • 日本語および英語でのビジネスレベルのコミュニケーション能力

「優れたってどの程度?」という感じですね。上の例だと会話は普通にでき論理的にもわかりやすく話せるレベルが目安だと思います。

一方で英語の読み書きがある程度わかれば OK の職種もあり、求められる英語力は会社やポジションごとに幅広いです。

まずは企業の採用情報でジョブディスクリプションを見てみましょう。

外資系企業で働くために英語力を上げる方法

それでは実際に、どのように英語力を上げていけば良いのでしょうか。

海外 YouTuber の動画を英語の字幕付きで見る

一つ目の方法は、海外 YouTuber の動画を英語の字幕付きで見ることです。

英語が聞き取れなくても字幕があれば喋っている単語がわかるためです。

YouTubeでは英語の動画であれば、たいていは自動翻訳された英語の字幕を選ぶことができます。

例えば自分が興味のあるジャンル(旅行・ゲームなど)の海外 YouTuber を選べば、趣味を楽しみつつ英語のリスニングを同時に学べます。

海外ドラマのほうがモチベーションが上がる場合は、Hulu が英語の字幕に対応しています。ドラマなら日常会話を聞くこともできます。

オンライン英会話でとにかく慣れる

オンライン英会話でとにかく会話に慣れます。

なぜなら実際に会話して考えることで、とっさの時に喋ることができるフレーズがどんどん増えていくためです。

TOEIC の場合はビジネス英語のリスニングとリーディングは勉強できますが、思っていることを英語で自由に喋るのとは全く別です。

会議などで英語で話す機会を経験すると、やはり会話するにはとにかく慣れるのが一番だと感じます。

先ほどの YouTube や Hulu での字幕を追っての発音に慣れてきたら、オンライン英会話で実際に海外の人と話すことに慣れていきましょう。

おわりに

外資系企業で働くための英語力を調べてもアテにならない理由をまとめます。

  • ポジション(職種)によって必要な英語力が大きく異なるため
  • 相手によっても必要な英語力が異なるため

外資系企業で働くための英語力はジョブディスクリプションで調べ、英語力を高めるには以下の方法があります。

  • 海外 YouTuber の動画を英語の字幕付きで見る
  • オンライン英会話でとにかく慣れる

オンライン英会話は DMM英会話ネイティブキャンプ など、無料体験ができるサービスならすぐに始められます。

筆者も大事な英語の会議がある場合は、少し前から DMM英会話で会話に慣れるようにしています。

はじめるのが早い分だけ上達も早くなります。海外の人とコミュニケーションし、知らない世界を開くために参考になれば嬉しいです。