社内で勉強会をする建前としての3つの目的【本音:なくてもいい】


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社内の勉強会の目的を考えないといけない。勉強会のよくある目的を知りたいな。

この記事ではこんな疑問にお答えします。

外資系の企業に転職してから、社内での勉強会・トレーニングを主催したり参加することが多くなりました。

以下のような方に向けて、勉強会をする目的を本音と建前に分けてご紹介します。

  • 社内で勉強会を主催するにあたって目的を考えている方
  • 勉強会に参加する目的がよく分からない方

勉強会の目的を考えつつ、自分のためにも役立てることができるはずです。

社内での勉強会の目的とは?

社内での勉強会の目的には、大きく分けて以下の 3 つがあります。

  • 一部の人しか知らない知識を他の人にシェアする
  • 新しいことを参加したみんなで学ぶ
  • 業務の効率を上げて顧客の満足や会社の利益につなげる

「まあそうでしょ」と思われますよね。大事なことではありますが、これらは建前です。

別に無理に目的を持たなくても、勉強会を開催する側にはメリットが他にあります。

実際に社内の勉強会に参加したり、主催する側としての経験からこれらの理由をご説明します。

社内での勉強会の3つの目的

まずは建前のほうの社内での勉強会の目的です。

一部の人しか知らない知識を他の人にシェアする

一部の人しか知らないことを他の人にも分けることが、目的の一つです。

「あの人がいなくなったら回らなくなる」という仕事は、あなたの会社にも一つはあるのではないでしょうか。

これは極端な例だとしても、以下のような仕事や技術もあるかもしれません。

  • 一部の人しか知らない
  • 一部の人だけが異常に詳しい
  • 知らない人にはとっつきにくくて勉強しづらい

こういった「詳しい」人はたくさんの仕事を任されることが多く、資料をつくる時間がなかなか取れずに勉強会が開きにくいことも多いです。

しかし知っている人がわかりやすく解説してくれれば、ほかの人に知識を分けられます。

どうしても急ぎの用事で詳しい人が休みの日に電話しないといけない・・ということも避けられる可能性が高まります。

新しいことを参加したみんなで学ぶ

勉強会に参加した人で新しいことを学んで、理解を深めることも目的です。

新しいことは覚えるのが大変ですが、自分だけで学習するだけでは気づかなかったことに気づける可能性があります。

たとえば最新の技術を学ぶような勉強会では、

  • 実は発表者と参加者の知識レベルにそれほど差がない
  • ディスカッション・討論することでわからないことが明確になる

一方で発表者がよくわかっておらず参加者が質問しない場合は、ただの一方通行になってしまいます。

参加する側も事前にちょっと調べておき、いくつか質問できることを用意しておくと、より理解が深まります。

仕事の効率を上げて顧客の満足や会社の利益につなげる

仕事の効率を上げて顧客の満足や会社の利益につなげることも目的です。

社内でやっている以上、やはり最終的には利益を生み出すことが一番の目的になるためです。

例えば勉強会に参加した人の知識の底上げができると、以下のようなメリットが見込めます。

  • 知識がなかった場合に比べて顧客への返信スピードと満足度が上がる
  • 顧客に提案できることが増える
  • これ進研ゼミ勉強会でやったところだ!となるかもしれない

こんな形で仕事のスピードや効率が上がれば、会社の利益にもつながってくるかもしれません。

社内での勉強会の目的がなくてもいい理由

ここまで目的をいろいろ書きましたが、教える側になる場合は無理に目的を考えなくてもメリットがあります。

なぜなら社内での勉強会は、教える人が一番得をするためです。

たとえば勉強会で発表する場合は、プレゼンの資料をつくるときに以下のようなことを考えると思います。

  • 情報に間違いがないか確かめる
  • わかりやすい伝え方や図の表現

これらを考えつつ人に教えるというアウトプットは、なにより自分が本当はわかっていないところを知るのに役立ちます。

自分が理解できていないことは人に教えることができないためです。

普段の仕事をしながら勉強会の準備をするのは大変です。しかし「人に教えるスキル」は以下のように個人でも役に立ちます。

  • ブログやYouTubeで専門的なことを解説する
  • 社外のカンファレンスなどで発表する

社内の勉強会で少人数~大人数のために発表を練習しつつ、個人での発信にも経験を応用できます。

おわりに

社内での勉強会の目的の建前を 3 つまとめます。

  • 一部の人しか知らない知識を他の人にシェアする
  • 新しいことを参加したみんなで学ぶ
  • 業務の効率を上げて顧客の満足や会社の利益につなげる

しかしハッキリした目的がなくても、人前でほかの人に教えるという行為はゆくゆくは自分の役に立ちます。

参加する側としてディスカッションを盛り上げるのも良いものの、発表する側になるのがおすすめです。