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楽天モバイルで利用可能の対象外になっているスマホって、本当に使えないの?
こんな疑問を持ったので実際に楽天モバイルを契約して調べてみました。
結論からお伝えすると、設定は必要でしたが以下の機能は使うことができました。
- データ通信
- SMSの受信
- Rakuten link のアクティベーション
実際に設定した方法と、結果を詳しくご紹介します。
対応していない機種で楽天モバイルを使おうか検討している方の参考になるはずです。
楽天モバイルのプランと対応機種
使った楽天モバイルのプランは Rakuten UN-LIMIT 2.0 です。
ドコモや au の回線ではなく楽天の回線を使うプランで、以下のような特徴があります。
- 先着 300 万名は月額 2,980円が一年間無料
- いつでも解約でき、解約料もかからない
- MNPも新規電話番号の発行も可能
さらに契約中は楽天で買い物するときにポイントが +1 倍つくため、とりあえず 1 年は無料で使っておこうと思い契約しました。
新しいサービスということでメインの番号を乗り換えるのは不安なので、MNP はせずに新規の電話番号で契約しました。
筆者の場合は 070 からはじまる電話番号がもらえました。
楽天モバイルの対応機種
楽天モバイルで対応しているスマホの機種は、公式ページから調べることができます。
しかし以下のように使えない・一部の機能だけ使えると表記されている機種も多いです。
- ZenFone 4(ご利用いただけません)
- iPhone 8(ご利用いただけません)
- iPhone 11(一部の機能がご利用いただけます)
楽天モバイル公式のスマホを推すためだと思われますが、新しめのスマホでも一部の機能しか使えないものが多いです。
楽天モバイルが使えるかためしてみたスマホ(Zenfone Live 2017年モデル)
筆者はメインで iPhone 8 を使っていますが、ZenFone Live(ZB501KL) という Android スマホもサブで持っています。
しかしこのスマホは以下のようなスペックで、当然ながら楽天モバイルの対象外の機種です。
- 2017年発売
- Androidバージョンは 6.0.1
また、Rakuten Link の動作環境 OS でもありません。
対応機種・OS
・楽天回線対応製品
対応製品を見る
・Android OS 9 以上 ※Android OS 9 以上は動作確認済
2020年の現在からすると時代遅れですが、こんなスマホでもダメもとで使えるか試してみました。
楽天モバイルを使うための設定方法
楽天モバイルの対象外の機種で自動設定されないため、手動で設定します。
SIMカードをセット
まずは到着した楽天モバイルの SIM カードをスマホにセットします。
SIMカードはスロット1にセットしました。
しかしこれだけだと楽天モバイルの回線を掴むことができず、アンテナが 0 本のままです。
APNの設定
スマホの「設定」メニューから APN を設定します。以下から設定できます。
- スマホの「設定」メニュー
- もっと見る
- モバイルネットワーク
- アクセスポイント名
アクセスポイント名に楽天モバイルの APN が自動で登録されないため、以下の内容で登録します。
項目 | 設定する値 |
---|---|
名前 | rakuten.jp |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
ベアラー | LTE |
※そのほかの設定は初期値のままでOKです。
これらの設定値は楽天モバイルの公式ページにも書かれています。
設定した後すぐは回線を掴みませんが、20分ほど待つとアンテナが立ち 4G 表示されました。
ZenFone Live(2017)で使えた楽天モバイルの機能
非公式ですが、ZenFone Live(2017)で実際に試して使えた機能です。
LTEデータ通信
LTEデータ通信は使うことができました。
自分の IP アドレスを調べてみると、たしかに楽天モバイルのものになっています。
東京都内で日曜日に速度を計ってみたところ以下のとおりでした。
- 20.8Mbps(ダウンロード)
- 11.9Mbps(アップロード)
けっこう速いです。
SMSの受信・発信
SMSの受信・発信も可能でした。
楽天モバイル(Android)から mineo(iPhone)に SMS を送ってみたところ、問題なく届きました。
Rakuten linkのアクティベーション
SMSの受信ができるので、Rakuten linkのアクティベーションも可能でした。
しかしこれにはオチがあります。その内容は次で後述します。
ZenFone Live(2017)では使えなかった楽天モバイルの機能
使える機能がある一方、ダメなものもありました。
通話の発信・受信
通話は発信・受信ともにできませんでした。
- 発信:すぐに発信前の画面に戻ってしまいます
- 受信:おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか・・になります
SMSが使えたのでもしや・・と思いましたが、残念です。
Rakuten linkの使用(アクティベーション後)
Rakuten linkで SMS でコードを受け取ってアクティベーションした後、次の画面に進むとアプリがクラッシュして使えません。
アプリをもう一度立ち上げてもすぐにクラッシュし、アンインストールしてから再インストールしても同様です。
アプリのデバッグ情報を見てみると、BaseDexClassLoader.java
でjava.lang.ClassNotFoundException
が発生しています。
ZenFone Live(2017)はAndroid 6 なので、アプリに必要なライブラリが使えないためにクラッシュするものと思われます。
なお Android エミュレータで試してみたところ、Android 7 なら Rakuten link を開いてもクラッシュしませんでした。
おわりに
楽天モバイルUN-LIMITがZenFone Live(2017)で使えるか試した結果をまとめます。
- データ通信とSMSは使用可能
- Rakuten linkのアクティベーションは可能
- 通話は不可能
- Rakuten linkはアクティベーション後、クラッシュする
公式には対応外となっているため自己責任にはなりますが、データ通信や SMS は使えるのでメイン回線の補助として使うのに最適です。
一年の間、先着 300 万名までは無料で使えるので、とりあえず試してみて損はありません。
楽天モバイル申し込みの詳しい手順は以下の記事で解説しています。