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「WH-1000XM4」のノイズキャンセリング機能や音質ってどうなの?前モデルと何が違うの?
実際のユーザーがこんな疑問を解決します。
SONY のノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」を買い、約 1 週間使いました。
前モデルの「WH-1000XM3」も愛用し 1 年以上使ってきたため、新作の「WH-1000XM4」との比較とともに以下をレビューします。
- 前モデルと新作の違い(写真と動画も)
- 良いところ・いまいちなところ
- おすすめできる方・そうでない方
本記事ではヘッドホンに関する難しい専門用語は省いています。
あなたがノイズキャンセリングヘッドホンの購入や、前モデルとの比較を検討されていれば参考になるはずです。
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」 とは
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」を買った理由
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」と前モデル「WH-1000XM3」の違い
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」の良いところ
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」のいまいちなところ
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」がおすすめなのはこんな人
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」がおすすめできないのはこんな人
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」の値段は安い?高い?
- SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」のパッケージ
- おわりに:付け心地は良いけど、コスパなら前モデル
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」 とは
SONY より 2020年9月に発売されたノイズキャンセリングヘッドホンです。
SONY から発売されているノイズキャンセリングヘッドホンには前モデル「WH-1000XM3」がありますが、その進化版にあたります。
筆者は 2018年製の前モデル「WH-1000XM3」を愛用していました。音楽を流さなくてもノイズキャンセリング機能のみで周囲の雑音がシャットアウトされ、自宅で作業や勉強するとき集中できるためです。
そんな中新作の「WH-1000XM4」が発売され、ほぼ発売日と同時にポチりました。
Twitter でもついついポチってしまったことをつぶやいていました。
SONYの新作ノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」ポチってしまいました????
前作の「WH-1000XM3」が読書や作業で重宝しており、違いがどうしても気になってしまったためです。
届いたら前作との比較を含めレビューします
????前作の「WH-1000XM3」のレビュー記事ですhttps://t.co/KdRPHKE4e0
— fidn@外資IT (@lancork) September 4, 2020
前モデルを問題なく使っているのに、わざわざ新作を買ってみたのには理由があります。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」を買った理由
新作の「WH-1000XM4」を買ったのは、以下の 2 つの理由からです。
- 進化したノイズキャンセリング機能に期待したため
- 付け心地がより快適になったイヤーパッドに期待したため
とくに進化したノイズキャンセリング機能に大きく期待しました。
筆者は上の階の足音に悩まされていたこともあり、家で作業するときは集中するために前モデル「WH-1000XM3」のノイズキャンセリング機能を常に使ってきました。
進化したノイズキャンセリング機能で、さらなる静かさが手に入るのでは・・と思っていました。
それではいいところ・いまいちなところをレビューする前に、新作の「WH-1000XM4」と前モデル「WH-1000XM3」の違いを解説します。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」と前モデル「WH-1000XM3」の違い
2018年発売の前モデル「WH-1000XM3」と、2020年発売の「WH-1000XM4」は、以下のように見た目にはほとんど違いはありません。
それぞれを並べた比較を動画にしたものは以下です。
新作の「WH-1000XM4」のほうがマットな感触が増しており深い黒さがあります。またテカりにくくなっています。
機能の比較は SONY の公式ページで見ることができますが、ほとんどの機能は同じです。
以下の機能は「WH-1000XM4」で新しく追加されています。
- ヘッドホンを外すと音楽が止まる装着検出機能
- ヘッドホンをつけたまま会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能
それぞれ簡単に解説します。
ヘッドホンを外すと音楽が止まる装着検出機能
ヘッドホンを外すと音楽が止まり、もう一度ヘッドホンを付けると音楽が再開します。
ヘッドホンの左耳の内部にセンサーが付いており、このセンサーでヘッドホンを付けているか検出しているためです。
なにも意識しなくても良いので、こちらは使い勝手が良い機能です。
ヘッドホンをつけたまま会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能
ヘッドホンの右耳側に指を 2 本あてると、「スピーク・トゥ・チャット」機能がオンになります。
この機能が発動した状態だと、自分がしゃべったときにノイズキャンセリングと音楽が一時的に停止します。
はじめは音楽を聞きながら歌を口ずさむときに発動したらイヤだな・・と思いましたが、機能をオンにしなければ大丈夫でした。
その他の違いとして、長時間使う場合は「WH-1000XM4」のほうが付け心地が良いです。こちらは後述します。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」の良いところ
まずは使ってみて感じた良いところです。
長時間ヘッドホンを着用したときの耳周りの疲れが減った
ヘッドホンを長時間付けたときの耳周りの疲れが減りました。前モデルから買い替えてよかった一番の点はこれです。
前モデル「WH-1000XM3」よりも、イヤーパッドが耳周りに接する面積が増え、圧迫感が分散するためだと思われます。
たとえば以下のような状況で、筆者はノイズキャンセリング機能のみでヘッドホンを 1~2 時間続けて着用します。
- 読書するとき
- リモートワークでの仕事中
- ブログを書くとき
前モデル「WH-1000XM3」のときは、長時間付けていると耳周りに圧迫感が出るため30分ほどでいったんヘッドホンを外していました。
今回の「WH-1000XM4」は 1 時間ほど付けていても疲れないので、より長く続けての作業ができます。
前モデルと同じく安定のサウンドクオリティ
前モデル「WH-1000XM3」と同じく、サウンドクオリティは安定の品質です。
筆者は音楽を流さずノイズキャンセリング機能だけで使うことのほうが多いものの、息抜きにボーカル入りの音楽を聴くこともあります。
低音だけが強調されるような音質ではなく、中音~高音域やボーカルもクリアに聞こえます。音割れを感じることもありません。
しかし今まで使ってきた以下のヘッドホンと比べれば、音質はナンバーワンだと言えます。
続いてイマイチだった・期待外れだった点も解説していきます。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」のいまいちなところ
逆にいまいちだと感じたところは以下の点です。
ノイズキャンセリング機能は前モデルとの違いを感じられない
ノイズキャンセリングの性能UPは期待していましたが、正直なところ前モデル「WH-1000XM3」と比べて違いが感じられませんでした。
というのも前モデル「WH-1000XM3」でもノイズキャンセリング機能がそもそも優秀で、それより上の違いを感じるのがかなり難しいためです。
筆者がノイズキャンセリングヘッドホンを付けて作業するときのスタイルは以下のとおりです。
- ヘッドホンから音楽を流さない
- ノイズキャンセリングだけで、無音の状態
この状況でヘッドホンの外から聞こえる以下のような音を聴き比べました。
- 自分のパソコンのキーボード打鍵音
- パソコンのスピーカーから流した音楽
しかし前モデル「WH-1000XM3」と比べて「WH-1000XM4」で大幅に静かになるか・・というとそんなことはありません。
しかしほとんどの一般の人からすると、ノイズキャンセリング機能の進化に過度な期待をすると少々ガッカリするかもしれません。
前モデルが安くなったため、相対的に値段が高い
前モデルがかなり安くなったため、相対的に値段が高いです。
前モデル「WH-1000XM3」と、新作「WH-1000XM4」の 2020年9月時点の実売価格は以下のとおりです。
- 今作「WH-1000XM4」:約40,000円(定価44,000円からポイントなどが付いた実質価格)
- 前モデル「WH-1000XM3」:約 29,000~35,000円(ショップによって差あり)
実は前モデル「WH-1000XM3」も 2018年の発売当初は 43,000円ほどでしたが、2年ほど経ってかなり値段が下がりました。
一方で今回の新作「WH-1000XM4」は発売されたばかりで、どこのネット通販でもほとんど値下げはありません。
「前モデルのコスパがさらに上がった」と言い換えることもできます。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」がおすすめなのはこんな人
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」は以下の方におすすめです。
- 将来のために集中した環境で、勉強・読書・その他の作業を積み重ねたい
- 長時間つけていても疲れにくいノイズキャンセリングヘッドホンを使いたい
- ヘッドホンの電源をオフにし忘れて、肝心な時にバッテリーがなくなることが多い
長時間使うときの付け心地は前モデルより心地いいものになっています。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」がおすすめできないのはこんな人
逆にSONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」は以下の方にはおすすめできません。
- ノイズキャンセリング機能があれば、安い型落ちモデルでも気にならない
- ヘッドホンを使い終わったら毎回電源をオフにする習慣がある
- 人としゃべるときはヘッドホンを外せば良いと思う
前モデル「WH-1000XM3」なら優れたノイズキャンセリング機能があり、10,000円以上安く変えます。
新作を選ぶか、前モデルを選ぶかは上記がひとつの基準になるはずです。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」の値段は安い?高い?
先ほども出てきましたが、「WH-1000XM4」の定価は 44,000円(税込)で、はっきり言って高いです。
それでも筆者は以下の理由で将来への投資だと思って購入し、使い倒しています。
- 周りの音を消し、集中して作業する環境を作れる
- 集中して読書・勉強・作業することで、なりたい自分に近づける
音楽を聴くだけであれば高すぎますが、集中できる環境を手に入れるアイテムだと思えば投資する価値があります。40,000円で 2 年使うことを考えると一日あたり約 55円です。
また前モデル「WH-1000XM3」は SONY ヘッドホンの中でも人気が高く、大事に使えばメルカリなどで高く売りやすい特徴があります。
今作の「WH-1000XM4」も、次に買い替えるときに高く売りやすいことが想定できます。
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」のパッケージ
最後にパッケージです。外装は前モデル「WH-1000XM3」とほとんど同じです。
本体はヘッドホンケースの中に入っています。この点も前モデルと同じです。
USB Type-C ケーブル、ヘッドホンケーブル、航空機用プラグアダプターが付属しています。
おわりに:付け心地は良いけど、コスパなら前モデル
SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」のレビューをまとめます。
- 長時間ヘッドホンを着用したときの耳周りの疲れが減った
- 前モデルと同じく安定のサウンドクオリティ
- ノイズキャンセリング機能は前モデルとの違いを感じられない
- 前モデルが安くなったため、相対的に値段が高い
正直なところ前モデル「WH-1000XM3」の完成度が高かったため、買い替えるほどだったか・・というと微妙です。
音質が良いのはもちろんですが、長時間付けていても疲れにくいところが個人的には最も進化した点でした。
ノイズキャンセリング機能を重視する方には、前モデルの「WH-1000XM3」のほうが 10,000円以上安いためコスパが良いです。