【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第6話「獣王クロコダイン」の感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第6話「獣王クロコダイン」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第6話「獣王クロコダイン」を視聴しました。

マァムが初登場し、タイトルにもあるクロコダインとのバトルが開始しました。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第6話「獣王クロコダイン」の感想

第6話「獣王クロコダイン」の感想をまとめます。

  • クロコダインの声のワニ感・重厚感がすごい
  • 生き生きとしたアクションシーンや、精工な装備品の描写
  • マァムに対するポップの行為の描写は、時代の流れを感じる

続いて、それぞれの感想について詳しく書いていきます。

クロコダインの声のワニ感・重厚感がすごい

クロコダインの声の「ワニ感」や「重厚感」の表現度がかなり高くて最高でした。

クロコダインを演じる声優さんは前野智昭さんです。

筆者は前野さんのことは正直なところ存じ上げていなかったものの、調べてみたところ以下のような経歴をお持ちの方でした。

  • 今作でマァムを演じる小松未可子さんとは婚姻関係にある
  • これまでに演じてこられたキャラは二枚目・イケメン系が多そう

クロコダインのモデルはその名のとおりワニであり、さらに後にポップからは「おっさん」と呼ばれる存在でもあります。これまでに前野さんが演じてこられたキャラとはかなりイメージがかけ離れています。

さらにワニが人間の言葉をしゃべるというかなり難しい役柄ですが、ダイやポップに脅威を与える百獣魔団の軍団長にふさわしい声色で、かなりのハマリ役でした。

なお、本物のワニがどんな声で鳴くのか調べてみました。ワニの種類によって異なるようですが、クロコダインのイメージに近かったものは以下です。

前野さんの演技からも、「ゴロゴロ」「ガルルル」といったドラゴンを思わせるような脅威が感じ取れました。

生き生きとしたアクションシーンや、精工な装備品の描写

今作ではアクションシーンの描写に力が入れられていると感じますが、今回のダイたちとクロコダインのバトルでも同様でした。

たとえば以下のようなシーンで、生き生きとしたアクションが感じられました。

  • ポップのメラを息だけでかき消すクロコダイン
  • 斧で岩の壁を割るクロコダインのパワー
  • 真空を切り裂く海破斬のスピード感

とくにクロコダインがポップのメラをかき消すシーンは、その後のポップの怯える表情とクロコダインの「ボス感」を思わせる余裕の表情のギャップが印象に残りました。

またアニメ描写がきれいになっていることから、以下のような装備品の着色や輝きを見る楽しみもあります。

  • 魔弾銃
  • 真空の斧
  • クロコダインの鎧
  • ダイのパプニカのナイフ

今後出てくるであろう装備品も、新アニメーションで描かれるのが楽しみです。

マァムに対するポップの行為の描写は、時代の流れを感じる

マァムに対するポップの行為の描写は、時代を感じるものがありました。

原作や1991年のアニメではハッキリと描かれていた以下の描写が、かなり控えめになっていました。

  • マァムととポップの初対面時の「胸ツン」
  • ポップがマァムのアバンのしるしに気づいた時の左手の動き

おそらくは2020年の今の時代の朝 9:30 にテレビ放映するにあたって、露骨な表現は難しいのだと思われます。

またプロデューサーの内藤氏がインタビューで回答されていますが、アニメを親子で楽しめるようにという点も関係していそうです。

『ドラゴンボール』も現在30~40代の人たちが子どもの頃に楽しんでいた作品で、ちょうどこの世代の子どもたちが今は『ドラゴンボール超』を観ているんですよね。『ダイの大冒険』もまた、親子2世代で一緒に楽しめる作品にしたいと思っていました。

「お茶の間が凍りつく」ような表現や、家族で見ていて気まずくなる表現が抑えられているというのは、今作の大きな特徴です。

2014年に書いたダイの大冒険の魅力を伝えるための記事「後世に伝えたい作品」と表現しましたが、アニメでまさにその願いが叶えられておりとても嬉しいです。

おわりに

第6話「獣王クロコダイン」の感想をまとめます。

  • クロコダインの声のワニ感・重厚感がすごい
  • 生き生きとしたアクションシーンや、精工な装備品の描写
  • マァムに対するポップの行為の描写は、時代の流れを感じる

次回の第7話「マァムの想い」はクロコダイン戦がいったん落ち着き、ネイル村での滞在がメインになりそうです。

ザボエラの登場や、過去のマァムとアバンとの思い出話が語られるのが今から楽しみです。

筆者はテレビを持っていませんが、2020年版ダイの大冒険のアニメをネット配信で楽しんでいます。最速でネット配信しているサイトは以下にまとめています。