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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第11話「魔剣戦士ヒュンケル」を視聴しました。
ヒュンケルが圧倒的な強さを見せ、様々な想いが混ざった回想シーンも特徴でした。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第11話「魔剣戦士ヒュンケル」の感想
第11話「魔剣戦士ヒュンケル」の感想をまとめます。
- 涙がフォーカスされた回だった
- マァムがアバンのしるしを拾うシーンの追加
- 細かいところにもこだわりをもった音の演出
まずは今回の第11話でもっとも重要な意味を持つ部分の感想から、詳しく書いていきます。
涙がフォーカスされた回だった
もっとも大きく感じたのは、涙がフォーカスされた回だったという点です。
第11話では回想も含めると、以下のキャラクターが涙を流します。
- ヒュンケル(回想)
- バルトス(回想)
- クロコダイン
とくにバルトスが灰になるときの涙は原作でも1991年のアニメでも見られず、2020年のアニメで初めて登場しました。
また、助けに来たクロコダインの体をヒュンケルが剣で貫くときに、クロコダインも涙を流します。
これはクロコダインの涙が今後、ヒュンケルに大きな影響を与える伏線であることを補強する演出ではないかと思いました。
のちにダイたちの仲間になると決心するとき、ヒュンケルはこの「クロコダインの涙にむくいる」ことを誓うためです。
アニメではまだ少し先の放送になりそうですが、以下のシーンです。
それに・・・おまえとマァムははじめて おれのために泣いてくれた・・・
その涙にむくいるためにもオレは・・・オレは・・!!引用元:ダイの大冒険 文庫版 第4巻
おそらくはアニメ第12話か第13話で描かれるであろうマァムの涙にも注目です。
マァムがアバンのしるしを拾うシーンの追加
ヒュンケルが捨てたアバンのしるしを、マァムが拾うシーンが追加されていました。
あなたもご存じのとおり、このアバンのしるしは以下のように重要な意味をもつアイテムです。
- 後にヒュンケルがダイに敗れた際に、マァムがヒュンケルに返す
- そのあとはヒュンケルが肌身から離さなかった
- これがないと物語の終盤、ミナカトールができない
原作や1991年版のアニメではマァムがアバンのしるしを拾うシーンは描かれていません。
2020年アニメでもマァムがしるしを拾うシーンまでで、その後持ったままなのかは分からないままになっています。
このアバンのしるしを(自分のために)マァムが持ってくれていたことは、後にヒュンケルに大きな影響を与えるためです。
第9話のクロコダイン回収シーンと同様に、原作で描かれなかった部分がアニメで追加されていると嬉しいですね。
細かいところにもこだわりをもった音の演出
とくに鎧の魔剣あたりに関して、こだわりをもった音の演出がされていました。
たとえば以下のような部分です。
- 鎧化(アムド)のあと、ヒュンケルの声がかぶとで響いているような音
- 鎧をまとったヒュンケルが歩くときのガッシャガッシャという音
- ヒュンケルの鎧に落ちたクロコダインの涙の音が、金属を感じさせる音
ヒュンケル・クロコダインの鎧や、ダイがこの時点で身に着けている「はがねのプロテクター」は、高画質かつメタリックな見た目になっています。
ダイの大冒険の作品が好きな人ばかりが集まって作成されているアニメであるため、今後も細かなこだわりを見逃さないようにしたいと感じます。
おわりに
第11話「魔剣戦士ヒュンケル」の感想をまとめます。
- 涙がフォーカスされた回だった
- マァムがアバンのしるしを拾うシーンの追加
- 細かいところにもこだわりをもった音の演出
次の第12話「ふたりのライデイン」では、第2話「ダイとレオナ姫」で見られなかったライデインをついに見ることができそうです。
予告編では地底魔城のコロシアムも映っており、早くもヒュンケルとの後半戦が楽しみです。
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。