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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第16話「大魔道士マトリフ」を視聴しました。
いつものシリアスな展開に加え、久々に見る表現もあり楽しめました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第16話「大魔道士マトリフ」の感想
第16話「大魔道士マトリフ」の感想をまとめます。
- 第7話でカットされた「あの表現」、まさかの登場
- 珍しく鼻水の多い回だった
- 「親にはさからうまい・・・」が後の伏線に
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
第7話でカットされていた「あの表現」、まさかの登場に驚き
第7話でカットされていた表現が、まさかの登場を果たしました。その表現とは「ぱふぱふ」です。
第16話ではマァムに再会したマトリフが、会っていきなり以下のようなセリフを放ちました。
大きくなったなァ~!もう立派にぱふぱふできるんじゃね~かぁ~?
引用元:アニメ「ダイの大冒険」第16話「大魔道士マトリフ」
この「ぱふぱふ」、原作ではネイル村でダイとポップの会話にも出てくるものの、この場面に対応するアニメ第7話ではシーン自体がカットされていました。
その理由として第7話の感想では以下のように考察していました。
- 土曜の朝 9:30 からの放送
- 親子で楽しめるように
- ギャグ表現が控えめになっている
2020年版のアニメはシリアスな場面が多く、プロデューサーの内藤氏も以下のとおりギャグ表現が控えめにしていると語っています。
後半に合わせたキャラクターデザインだと、必然的にギャグ表現は控えめになります。
このためアニメでの「ぱふぱふ」の採用には正直なところかなり驚きました。
ただアニメを親子で見ている純粋な子供が、親に「ぱふぱふって何?」と聞いたりする事案が発生していないか、ちょっと気になりますね。
珍しく鼻水の多い回だった
前述のとおり2020年アニメはギャグ表現が控えめですが、第16話は珍しく鼻水の多い回でした。
たとえば以下のようなシーンで鼻水が確認できました。
- マッドオックスに乗ったマトリフに追いかけられるポップ
- ネイル村でレイラと話すときのマトリフ
- 小舟で「どうやって止まるのっ!?」のときのポップ
第5話でハドラーがメガンテを受ける前・ダイがイオラに耐えた後の驚愕を表すなど、鼻水は「ここぞ」というときに使われる印象でした。
鼻水を出しているのはほとんどポップですが、第16話は鼻水のサービス回といっても良いぐらいでした。
シリアスだと思って見ているところに急に笑いを取りにくる展開、今後もちょっとだけ期待したいです。
「親にはさからうまい・・・」が後の伏線に
原作にも言えることですが、ハドラーのセリフで後の伏線となっていることを思わせるものがありました。
全軍団をバルジ島へ集結させる指揮をとる、ハドラーの以下のセリフです。
あいつは伝説の禁呪法によりこのオレが生み出した怪物・・・いわば我が子も同然だ
親にはさからうまい・・引用元:アニメ「ダイの大冒険」第16話「大魔道士マトリフ」
この直後、「面白い」というセリフとともにバランの画に切り替わります。
原作をご覧になったあなたならご存じのとおり、バランは後にダイとの親子関係を明らかにし、ダイを魔王軍に引き入れようとするシーンがあります。
そのときのバランのセリフが以下です。
親が子供をどう扱おうと勝手のはず・・・!!
引用元:ダイの大冒険 文庫版 第6巻
アニメ第16話でハドラーの「親にはさからうまい・・」というセリフからバランの画に切り替わるのは、バランも同様に考えているというダブルミーニングになっているのではと思いました。
おわりに
第16話「大魔道士マトリフ」の感想をまとめます。
- 第7話でカットされた「あの表現」、まさかの登場
- 珍しく鼻水の多い回だった
- 「親にはさからうまい・・・」が後の伏線に
次の第17話「不死身の救世主」、タイトルに若干のネタバレ感がありますが、次もどんな展開になるのか楽しみです。
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。