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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第28話「ダイの秘密」を視聴しました。
うーん・・アニメだとより壮絶に感じる回でした。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第28話「ダイの秘密」の感想
第28話「ダイの秘密」の感想をまとめます。
- 第1話「小さな勇者、ダイ」のプロローグのシーン回収
- 人間の弱さ、愚かさがフォーカスされた回だった
- ヒュンケルのアバンのしるしの粋な演出
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
第1話「小さな勇者、ダイ」のプロローグのシーン回収
第1話「小さな勇者、ダイ」のプロローグでは、ソアラが倒れアルキード王国が消えるまでのシーンが少しだけ流れていました。
第28話ではバランの過去ストーリーがアニメで初めて語られ、第1話の伏線が回収された形となります。
とくにアルキード王国が消えるまでの以下の流れは、壮絶としか言い表せないものでした。
- バランとソアラの出会い
- 城からの追放と安息の日々
- ソアラの最期
ソアラ役は声優の茅野愛衣さんでした。
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太陽のイメージはもちろんのこと、バランをかばう最期の消え入りそうな声など、短いながらも重要な大役での名演技だったと感じます。
人間の弱さ、愚かさがフォーカスされた回だった
第28話はとくに人間の弱さ、愚かさがフォーカスされた回だったと思います。
バランがアルキード王国を消し去った背景には、以下のような人間の弱さが描かれていました。
- 次期国王の座をバランに取られてしまうという、家臣による妬み
- 人間と違うもの(魔物、正確には竜の騎士)への恐れ
- 自分と違う考えや行動に対し、恥さらしと思う気持ち
ダイの大冒険の原作から30年たっていますが、会社での出世争い・人種差別・SNSでの言い争いなど、現在の世界とも未だに重なるものがあります。
とくに「恥さらし」はアルキード国王の以下のセリフですが、バランにとっては人間をクズとまで言わしめる決め手となったように思います。
お・・・おろか者めが・・・魔物をかばって死ぬとは・・・
恥をさらしおって・・・!!引用元:ダイの大冒険 第28話「ダイの秘密」
人間であるマトリフも、第16話「大魔道士マトリフ」でパプニカ国王の側近に嫌がらせをされた過去を語るとき、「人間なんかそんなもんさ」と人間すべてに期待していない様子で語っていました。
ソアラのセリフに人間は「みんなおくびょうなだけ」とありますが、アルキード王国も一人ひとりが少しでも他人を思いやれる優しさをもてていれば、悲劇は起こらなかったのかもしれません。
ちなみにこの「おくびょう」というセリフは竜魔人バラン戦で、後にポップに対するダイのセリフとして出てくるはずなので注目したいですね。
ヒュンケルのアバンのしるしの粋な演出
グランドクルスがカッコよかったのはもちろんですが、ヒュンケルのアバンのしるしに粋な演出がありました。
ラーハルトがハーケンディストールを繰り出す直前に、ヒュンケルが握りしめたアバンのしるしが一瞬だけ紫色に輝くシーンです。
あなたもご存じのとおり、紫の色は「闘志」を表すヒュンケルの魂の色です。本編では終盤のバーンパレスへ乗り込むときに明らかになります。
また上記に関連して気づきましたが、エンディングテーマの最後あたりで以下のキャラが一人ずつ登場する際、背景がそれぞれの魂の色になっています。
- レオナ:白(正義)
- ヒュンケル:紫(闘志)
- マァム:赤(慈愛)
- ポップ:緑(勇気)
- ダイ:青(純真)
ダイの魂の力は原作では明らかになっていませんが、公式パーフェクトガイドブックに記載されているものです。
原作を知っている人が気づくとニヤリとしてしまう演出が含まれているの、嬉しいです。
おわりに
第28話「ダイの秘密」の感想をまとめます。
- 第1話「小さな勇者、ダイ」のプロローグのシーン回収
- 人間の弱さ、愚かさがフォーカスされた回だった
- ヒュンケルのアバンのしるしの粋な演出
次の第29話は「バランの怒り」で、予告編で変身シーンが出ました・・。もう毎回が神回です。
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。