【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第31話「父と子の戦い」の感想


※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第31話「父と子の戦い」を視聴しました。

ただただ圧倒される地上最大の親子ゲンカでした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第31話「父と子の戦い」の感想

第31話「父と子の戦い」の感想をまとめます。

  • 剥き出しの表情と作画・声のマッチがすごかった
  • BGM「竜の騎士」が流れるシーンが絶妙だった
  • クロコダインの涙と原作になかったセリフ

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

剥き出しの表情と作画・声のマッチがすごかった

今回もアニメーションと音楽が素晴らしかったです。

はじめから終わりまでクオリティが高すぎでしたが、とくに作画で印象に残ったのは以下です。

  • ダイとバランの剥き出しの表情
  • 紋章閃が山を砕くシーン
  • 空中戦と頭突き
  • ドルオーラ vs ドラゴニックオーラ

仲間を奪われたダイと子供にケンカを売られたバラン、それぞれの怒りの表情がむき出しで、ストーリーを知っているにもかかわらず見ていてハラハラするほどでした。

ダイが弾いたバランの紋章閃が木々をなぎ倒して遠くの山に直撃するシーンが追加されており、「全開で放てば山をも砕く」というバランの言葉どおりの威力も見ることができました。

ダイの「本気でやれよ」を皮切りに戦闘がエスカレートしていきますが、とくに原作になかった空中戦での頭突きのシーンでの表情は、まさに親子の怒りと怒りのぶつかり合いを表していました。

ベンガーナのデパートで「どたまかなづち」を買っておけば有利だったのに・・と思ったのは私だけでしょうか。

そして極めつけは終盤の「ドルオーラ vs ドラゴニックオーラ」。青い光と大爆発と煙の量がすごかった。

さらにこのシーン、音楽も絶妙でした。

BGM「竜の騎士」が流れるシーンが絶妙だった

ダイが 2 発目のドルオーラをドラゴニックオーラで耐えるシーンで、「竜の騎士」の BGM が流れました。

サウンドトラックの感想にも書きましたが、私はこの「竜の騎士」がダイの大冒険の BGM の中で最も好きで、これまでは敵にトドメを刺すクライマックスで流れることが多かった音楽です。

おそらくはバラン戦のクライマックスである、「ヒュンケルの剣でライデインストラッシュ」のシーンで流れるだろうと思っていましたが、ダイがドルオーラに耐えるシーンで使われるとは想像していませんでした。

ダイが防御のかまえをとったところから BGM が流れ始め、バランがドルオーラを放ったあとのダイの以下のセリフ。ゾクゾクっとしました・・!

いまこそ目覚めろ!!おれの中の竜よ!!!
すべてをこめて・・・あいつを倒す!!!

引用元:ダイの大冒険 第31話「父と子の戦い」

アニメではこのシーンの少し前に、ヒュンケルによる解説でダイは紋章の力を 100% 操れるようになったことがわかっています。

たしかにダイが真に紋章の力に目覚め、バランの支配から逃れて逆に竜の紋章を支配したことが確信できるシーンにふさわしい、神演出でした。

クロコダインの涙と原作になかったセリフ

クロコダインの涙と男気もすばらしく、原作にないセリフもありました。

ヒュンケルの以下のセリフのあと、クロコダインがダイと魔獣となったバランの心の違いに泣くシーンがあります。

怒りに我を失っていてもダイはオレたちのダイの心のままだ!!
バランのような魔獣じゃないんだ!!

引用元:ダイの大冒険 第31話「父と子の戦い」

原作では小さなコマだったこのシーン、アニメでは目に涙を浮かべているクロコダインが画面いっぱいに映り、私の涙も誘われました。

また真魔剛竜剣を手にしたバランが上空に戻ろうとするのを阻止するシーンでは、原作になかった以下のセリフがありました。

俺の腕を斬りたくば・・・ギガブレイクでも使うことだ!

引用元:ダイの大冒険 第31話「父と子の戦い」

すでにギガブレイクを 2 発も食らって瀕死にもかかわらずこのセリフ・・。もう仲間の盾になるのが使命だと言わんばかりの男気です。

クロコダインは直後にライデインを食らってしまいますが、ここまでにバランに消費させた魔法力はかなりのもので、まさに影の立役者です。

おわりに

第31話「父と子の戦い」の感想をまとめます。

  • 剥き出しの表情と作画・声のマッチがすごかった
  • BGM「竜の騎士」が流れるシーンが絶妙だった
  • クロコダインの涙と原作になかったセリフ

第32話は「父との決別」です。予告編には出てきませんでしたが、ポップとゴメちゃんの会話シーンは出てくるのでしょうか・・。ずっと声を待ち望んでいたシーンが待ちきれません!

新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。