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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第33話「ザボエラの奇策」視聴しました。
地上最大の親子ゲンカが終わってひと休みと思いきや、かなり見ごたえのある回でした。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第33話「ザボエラの奇策」の感想
第33話「ザボエラの奇策」の感想をまとめます。
- ザボエラの名言、まさかのここで登場
- マァム変身シーンの衝撃と、久々に聞けたアバン先生の声
- マトリフかっこよすぎ&ベギラゴン+ベギラマのアニメーション
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
ザボエラの名言、まさかのここで登場
原作になかった、ザボエラがハドラーに入れ知恵するシーンが追加されていました。
総攻撃をかけるというハドラーをザボエラが「前それで失敗したよね!!」と止め、正攻法では勝てないと提言するくだりです。
ここで以下の名言が早くも登場しました。
勝者とは強いもののことではありませぬ。たとえどんな手を使っても最後まで生き残っていれば勝者と呼ばれるのです
引用元:ダイの大冒険 第33話「ザボエラの奇策」
これは物語がかなり進んだ時点となりますが、原作で 1 回目のバーン戦が終わった後、ザボエラがミストバーンに取り入ろうとして拒否されたあとの心のセリフとほぼ同じです。
強者とは強い奴のことでは無い!戦いの場に最後まで残っていた奴のことよっ!!!
引用元:ダイの大冒険 文庫版 第14巻 p287
いかにもザボエラらしいイヤ~な考え方ではありますが、目的を達成するための手段が 1 つではないということに関しては賛成できます。
以前に読んだ「サードドア」という本の出だしにも、正攻法のほかにも道があるかもしれないという以下のような一文がありました。
人生、ビジネス、成功。 どれもナイトクラブみたいなものだ。 常に3つの入り口が用意されている。
ファーストドア:正面入り口だ。 長い行列が弧を描いて続き、 入れるかどうか気をもみながら、 99%の人がそこに並ぶ。
セカンドドア:VIP専用入り口だ。 億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。
それから、いつだってそこにあるのに、 誰も教えてくれないドアがある。 サードドアだ。
ダイの大冒険と同じジャンプ漫画では、「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」にも正攻法でない方法で目的を達成するくだりがあったことをを思い出します。
もちろんだまし討ちという卑怯なやり方は褒められたものではありませんし、誰もやっていないやり方は自分で見つけるから面白いと個人的には思います。
しかしクロコダインといいハドラーといい後がない方たちをそそのかすザボエラ、敵でも味方でも身近にいてほしくない存在です(笑)。
マァム変身シーンの衝撃と、久々に聞けたアバン先生の声
(偽)マァムが登場しましたが、モシャスが解けてザボエラに戻るところがかなり衝撃的でした。
本物のマァム役の小松未可子さんの声でありながら、普段のマァムでは考えられないイヤ~な声と顔になる以下のシーンです。
- おやすみ・・・!!
- 今日はもう一人仲間を連れてきたの・・紹介するわ
また姿がザボエラに戻ると同時にザボエラ役の岩田光央さんの声に切り替わりますが、ここの「キィ~~ッヒッヒッヒッヒッ!!!」という声、途中までマァム役の小松未可子さんの声だったそうです。
公式ファン番組の「ダイ好きTV #23」の 8:00 ごろから、このシーンの裏話が語られています。
少し前に YouTube で、本物のベジータ役の堀川りょうさんが、「本家ベジータが絶対に言わないセリフ連発」という動画に出演されていましたが、まさにそのマァム版といった感じで他のパターンも見たいと思えるシーンでした。
またハドラーたちとの戦いが終わった後にレオナがアバンの書を読み上げるシーンでは、アバン先生役の櫻井孝宏さんのナレーションが本編でかなり久々に登場しました。
櫻井さんの声はアニメの次回予告のナレーションでも聞くことができますが、やはり本編で出てくるとグッと来るものがあります・・。
マトリフかっこよすぎ&ベギラゴン+ベギラマのアニメーション
ポップの危機に現れたマトリフ、かっこよすぎでした。とくに以下のシーンは、「こんなクールなおじいちゃん居る!?」という感じです。
- ベギラマとキアリーを同時に使うシーン
- (人間にできるはずがない)ベギラゴン
ベギラゴンといえば第17話「不死身の救世主」でハドラーが初めて使用し、このときの感想でも今回の小屋への襲撃でのベギラゴンを今後の楽しみの 1 つとして挙げていました。
実際にアニメでマトリフとハドラーのベギラゴンがぶつかり合うシーンはアニメーションが想像以上に神がかっており、もはやギラグレイド級の威力でした。焼き尽くされた森がかわいそうなほどに。
さらにダイが出てきて「消えろハドラー」からはじまる一連の流れ、音楽も相まってめちゃめちゃよかった(語彙力)。
跳ね返したベギラゴン+ベギラマの跡がマグマのようになっていたところも、壮絶さをさらに物語っていて作画へのこだわりを感じました。
なおポップが冒頭で花びらにギラを使っていたことで、今回の話では(ギラグレイドを除く)ギラ系呪文がすべて登場したことになります。
本家ドラクエではイオ系の呪文のほうが使い勝手が良いですが、ギラ系の呪文にスポットライトが当てられているのもダイの大冒険の良さの一つだと思います。
おわりに
第33話「ザボエラの奇策」の感想をまとめます。
- ザボエラの名言、まさかのここで登場
- マァム変身シーンの衝撃と、久々に聞けたアバン先生の声
- マトリフかっこよすぎ&ベギラゴン+ベギラマのアニメーション
最後にテランの泉を見ながらバランの姿が出てくるところで、「バラン編終わっちゃったなぁ・・」という何とも言えない気持ちにもなりました。
しかし第34話は「ロモス武術大会」で、ついに「謎の実力者ゴーストくん」をアニメで見ることができそうです!
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。