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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第38話「世界会議(サミット)」を視聴しました。
ザムザ戦が終わって次の展開への期待が膨らむ話だった一方、このブログにとっては特に思い入れの深い回になりました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第38話「世界会議(サミット)」の感想
第38話「世界会議(サミット)」の感想をまとめます。
- ブロキーナ老師の名言にとても共感
- ついにきたランカークス村
- テンション爆上げのロン・ベルクと、ダイの剣の登場が楽しみ
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
ブロキーナ老師の名言にとても共感
第38話ではザムザ戦のあとのロモス城で、ゴーストくんの正体がブロキーナ老師であることが判明しました。
誰も功績に触れてくれないことにわめくチウに対して、ブロキーナ老師のお説教の中に以下の言葉がありました。
・・・こういうものさチウ
名声は後からやってくる 最初から求めてはいけない・・・引用元:ダイの大冒険 第38話「世界会議(サミット)」
シーンとしては短かったものの、名言だと思います。
正解かはわからないものの淡々と続けていたことや、誰かのためになるかもしれないと思ってやっていたことで、結果的に感謝されたり思わぬ形で日の目を見ることは私にも経験があるためです。
もちろんこうした行動を誰かがいつも気づいてくれるとは限らないものの、ブロキーナ老師がマァムやチウから慕われている理由が改めてわかるワンシーンでした。
ブロキーナ老師役の水島裕さんのボイスも、優しく諭すような口調でマッチしていました。
くしくも同じロモス城でのクロコダイン戦のあとの第10話「いざパプニカ王国へ」では、ロモス王から「勇者」を名乗ることをすすめられたダイが「おれ、まだいいです」と断るシーンがありました。
しかし数々の戦いを経た第38話の時点でのダイは既に誰から見ても「勇者」であることも、ブロキーナ老師の名言と同じことを示していると感じます。
ついにきたランカークス村
ポップの故郷であるランカークス村が、ついにアニメでカラーで描かれました。
これまでもオープニングテーマではポップの父であるジャンクの武器屋が描かれていましたが、村がアニメで描かれるのは初です。
原作の漫画でも描かれていますが、カラーになったことで小さな村でありながらヨーロッパ風の家が立ち並ぶ、のどかでオシャレな雰囲気を感じることができました。
アニメ放送のあとに YouTube で配信された「ダイ好きTV #29」で、ダイ役の種崎敦美さんとポップ役の豊永利行さんが以下のように話題に出していたのも「うんうん」と頷いてしまいました。
声に出して言いたいランカークス #ダイ好きTV
— fidn@外資IT (@lancork) July 3, 2021
ポップと母親の再会シーンは少し原作と異なりましたが、思わずポップが「母さん!」と叫んで気づかれてしまうという展開に変わっていました。「本当は会いたかった」感が全面に出ていたと感じます。
なおダイの大冒険の世界は日本地図がもとになっており、地名も以下のとおり日本の都市に関する由来が多いことが原作の三条陸先生により語られています。
- ベンガーナ(大阪:でんがな)
- テラン(京都:寺)
- カール(広島:カープ)
一方で私が知る限り、ランカークス村の名前の由来は明らかになっておらず、これまで何度も上の例にならって由来を考えてみたもののわかっていません。
ランカークス村は日本の地図の位置的には三重県か愛知県あたりで、これらの県や地方に関するものだとは思うのですが・・。
もしあなたが「ランカークス村の名前の由来」がこれではないか、と思いつくものがあれば、Twitterなどで教えていただけると嬉しいです。
テンション爆上げのロン・ベルクと、ダイの剣の登場が楽しみ
展開がスピーディーに進み、ジャンクやロン・ベルクといった新キャラが登場しました。
はじめはやる気がなさそうなロン・ベルクでしたが、ダイから真魔剛竜剣の話を聞いたとたんにテンション爆上げ・大声・早口になるシーン、期待どおりすぎてニヤリとしてしまいました。
こういった最初は敵対的にも見えるキャラが味方になる展開、ジャンプ漫画ではおなじみですが、何度見ても良いものは良いですね・・。
なお覇者の冠を取りにデルムリン島に一瞬だけ戻るシーンもありましたが、散らかすだけ散らかしてルーラで去っていくダイとポップにブラスが放った以下の一言がプラスされていました。
片づけていかんかー!!!
引用元:ダイの大冒険 第38話「世界会議(サミット)」
このくだり、思わず笑ってしまいました。「ダイ好きTV #29」によるとルーラですぐ去っていくのはポップ役の豊永利行さんによるアドリブだったそうです。
コメディ的な要素もありつつ、次の鬼岩城戦で出てくるであろうダイの剣やその威力の登場をアニメで見るのがより楽しみになります。
おわりに
第38話「世界会議(サミット)」の感想をまとめます。
- ブロキーナ老師の名言にとても共感
- ついにきたランカークス村
- テンション爆上げのロン・ベルクと、ダイの剣の登場が楽しみ
次の39話は「鬼岩城大上陸」です。次回予告ではダイナミックに動く鬼岩城を少しだけ見ることができました。戦闘シーンに期待が膨らみます。
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。