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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第40話「闇の師弟対決」を視聴しました。
激しい戦闘シーンのアニメーションだけでなく、間違い探しのようなお楽しみ要素もありました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第40話「闇の師弟対決」の感想
第40話「闇の師弟対決」の感想をまとめます。
- 魔影軍団のモンスターがバリエーション豊かに
- 無理してしまうものの、やはりかっこいいポップ
- ミストバーンに対するヒュンケルのセリフが意味深な伏線に
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
魔影軍団のモンスターがバリエーション豊かに
マァム・クロコダインと魔影軍団のモンスターとの肉弾戦のアニメーションがかなりのクオリティで、スピード感だけでなく「パワーで砕く」も感じられました。
また魔影軍団のモンスター、原作に加えてかなりの数のモンスターが追加されていました。
原作の鬼岩城戦で確認できた魔影軍団のモンスターは以下のとおりです。
- さまようよろい
- ガスト
- デッド・アーマー
とくにさまようよろいの数が多いものの、意外にモンスターの種類そのものは多くありません。
バルジ島での第17話「不死身の救世主」のときも、魔影軍団のモンスターとして登場が確認できていたのはさまようよろいのみでした。
一方、アニメで確認できた魔影軍団のモンスターは原作に加えて以下のとおりです。
- キラーアーマー
- あくまのきし
- デビルアーマー
- うごくせきぞう
- ひとくいサーベル
量産がしやすいためか「さまようよろい」の数が多いのは原作と同じで、「あくまのきし」も数が多めでした。モンスターの種類が増えてより「軍団」感が出ていました。
ちょっとした「ウォーリーを探せ」のようで、アニメ制作陣からファンへのお楽しみ要素のようにも感じました。
無理してしまうものの、やはりかっこいいポップ
第40話ではポップのイオラが見られるだけでなく、ザムザ戦に続いてフィンガーフレアボムズを使うシーンがありました。
ポップのファンとしてはフィンガーフレアボムズが見られるのは嬉しいものの、マトリフが言うように「無理して寿命を縮めることはしてほしくない」と感じます。
一方でこのフィンガーフレアボムズとマトリフの思いについて、ポップ役の豊永利行さんが「ダイ好きTV」で、興味深い考察をされていました。豊永さんの以下のセリフです。
師匠(マトリフ)は多分、「それでも無茶するんだろうなコイツ」って思いながら言ってんじゃないかなって僕は思う
引用元:ダイ好きTV#31
ダイ役の種崎敦美さんが「うんうん」とずっと頷かれていましたが、私も画面を見ながら同じく「うんうん」となってしまいました。
ダイの大冒険の本編ではあまり語られることがありませんが、「勇者アバンと獄炎の魔王 2 巻」ではマトリフが登場し、その過去を見ることができます。
のっけから体への負担が大きそうな呪文を使ったり、2つの呪文を同時に繰り出すシーンを見ることができ、マトリフもやっぱり過去に無理をしてきたんだな・・と思わせます。
以下にツイートしましたが、とくに「ベタン」の詠唱シーンにはシビれました。
#ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 2 巻を読了。本編ではおなじみのキャラの登場と呪文の詠唱、めちゃくちゃよかった。
— fidn@外資IT (@lancork) July 2, 2021
アニメ第40話ではマトリフのセリフの中で、アバンだけでなくマァムの父であるロカの話題も出てきました。
アニメとスピンオフ漫画で描かれた各キャラの過去を照らし合わせてキャラの心情を想像できるのも、ダイの大冒険の新しい魅力の一つだと思います。
ミストバーンに対するヒュンケルのセリフが意味深な伏線に
今回の第40話で出てきたヒュンケルのミストバーンに対する以下のセリフ、改めて見てみるとかなり意味深な伏線になっていました。
どうせ最後に貴様はオレに倒されるのだ
引用元:ダイの大冒険 第40話「闇の師弟対決」
いかにも自信に満ちたヒュンケルらしいセリフですが、アニメでは闘魔傀儡掌が破られてビュートデストリンガーの直撃を食らう等、かなりの苦戦を強いられていました。
ただしこのセリフは、ずっと先の戦いまで続くヒュンケルの自分との約束のような思いであると考えられます。
(以下、ストーリー後半の核心の部分に関わる強烈なネタバレを含みます)
バーンパレスでの最後のミストバーン戦で、バーンに体を返した「ミスト」に体と魂を乗っ取られそうになったヒュンケルが光の闘気で「ミスト」を倒すためです。
ヒュンケルがミストバーンを倒すのはストーリーでもかなりの最終局面のため、「必ずミストバーンを倒す」という思いのほか、以下のような思いがストーリーの終盤までずっと続くことが想像できます。
- アバンや人間を憎んだことへの後悔
- 師事したミストバーンとの因縁を終わらせることへの執念
鬼岩城との戦いの時点のミストバーンは「得体が知れない」という表現がピッタリで、アニメで見ると改めて「ヒュンケルがコイツを倒すの無理なのでは・・?」という感想です。
第40話は虚空閃が出るか・・?という良いところで終わってしまいましたが、次の第41話だけでなく、今後のミストバーンとの対峙におけるヒュンケルのセリフから感じられる思いも楽しみです。
おわりに
第40話「闇の師弟対決」の感想をまとめます。
- 魔影軍団のモンスターがバリエーション豊かに
- 無理してしまうものの、やはりかっこいいポップ
- ミストバーンに対するヒュンケルのセリフが意味深な伏線に
次の第41話は「最強の剣」です。第40話でミストバーンにやられっぱなしだったポップたちがダイとともに反撃に転じることが確定している回、楽しみで仕方ありません。