【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第41話「最強の剣」の感想


【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第41話「最強の剣」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第41話「最強の剣」を視聴しました。

タイトルの「最強の剣」にふさわしい、これまでのアニメでも屈指となる圧巻のアニメーションと音楽でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第41話「最強の剣」の感想

第41話「最強の剣」の感想をまとめます。

  • ポップの「俺は見てない」、アニメでも健在
  • シャドー、表情ゆたかも格下げ?
  • ダイ、めっちゃカッコイイ

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ポップの「俺は見てない」、アニメでも健在

ポップの「俺は見てない」、アニメ版でも健在でちょっとクスッと来ました。

お分かりだと思いますが、ヒュンケルの虚空閃でミストバーンの顔がチラッと出たものの、後ろにいたポップは見ていないという以下のシーンです。

ポップ「バカ野郎ッ!!俺は見てねえじゃねーかよっ!!」
ミストバーン「黙れッ!!!!!」

引用元:ダイの大冒険 第41話「最強の剣」

個人的にミストバーンの「見たな・・・!!!」とともに、アニメで楽しみにしていたセリフの一つです。

この後になぜかミストバーンに攻撃を強められてさらに「ギャアアッ」となるセリフも、シリアスなシーンでありながらポップらしいお調子者な感じが現れていたように感じます。

このシーン、アニメ放送後に配信された「ダイ好きTV」で、ポップ役の豊永利行さんが「全員に怒る先生」という表現をされていたのも笑ってしまいました。

ありましたよね・・小学校や中学校で、クラスの少人数がふざけていたために先生が怒って授業が中断し、全員が説教されること・・。

世の中には理不尽なこともあるという、三条陸先生からのメッセージのようにも感じます(?)

シャドー、表情ゆたかも格下げ?

途中から登場したシャドー、アニメで表情が豊かになっており、個人的に第41話ではかなり好きなモンスターキャラでした。

あまり表情を見せないミストバーンとは対照的に、以下のようなリアクションが見ていて楽しかったです。

  • ミストバーンに報告のとき、クネッとする全身
  • 鬼岩城の右腕を落とされ「いったい何を・・・っ」のときの目の形
  • 「この玉座の真下だとぉっ!?」の慌てぶり

ミストバーンという絶大な力を持つキャラの下っ端としてノリノリでありつつも、結局はやられてしまうと儚さが何とも言えません・・。

エンディングによるとシャドーの名演技は「相馬 康一」さんによるもので、ダイの大冒険アニメでは過去に以下のようなキャラを演じられている声優さんでした。

  • ガーゴイルA
  • 狩人 ヒルト(ロモス武術大会)

ところでこのシャドー、原作ではミストバーンから「我が分身」と呼ばれていました。

我が分身シャドーよ 見つけたか!?

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第10巻 p.248

一方でアニメではミストバーンから単に「シャドー」と呼ばれており、「ミストバーンの分身」という強そうな肩書きがなくなっていました。

さまようよろい等の量産型とは違って 1 匹しかおらず、レアなことには変わりありませんが、どことなく「格下げ」感があります。

ストーリーの最終盤で明らかになるミストバーンの正体のヒントになる可能性もあるため、あえて「分身」という表現が使われなかったのだと想像します。

ダイ、めっちゃカッコイイ

最後はやはりダイです。とくに第41話はダイの剣の鮮烈なデビュー戦ということもあり、めちゃめちゃカッコよかったです。

空裂斬で飛び込んでくるところからもうずっとダイのターンのようで、ダイの剣を使いだしてからの以下の流れには興奮が止まりませんでした。

  • ダイの剣の封印が解けるシーン
  • はじめてダイの剣を振るって鬼岩城の右腕を一刀両断するシーン
  • 鬼岩城を真っ二つにしたあと、煙の中から剣とともに出てくるシーン

全部良かったとしか言えませんが、とくに以下のアニメーション演出は最高でした。

  • ダイの剣の初回の一太刀を 3 方向から見せる演出
  • ダイが鬼岩城の中を飛び回る演出
  • 最後の一太刀と崩れる鬼岩城

なおダイが剣を鞘から抜いて鬼岩城の右腕に一撃をかますシーンでは、新しいカッコイイ音楽が使われていました。

前回の第40話「闇の師弟対決」のヒュンケル VS デッド・アーマー戦でも流れていた BGM で、オリジナルサウンドトラック Vol.1 には収録されていなかったため、新曲だと思われます。

そしてこの後のドラゴニックオーラを剣に込めるところから流れ出した BGM 「竜の騎士」から鬼岩城を真っ二つにするまでの流れ、アニメーションと音楽のマッチが最高でした。

魔王軍の総本山である鬼岩城という、デカすぎて明らかにヤバい敵を一撃で沈めるという圧感の演出。

原作のマンガでももちろん興奮する回ですが、アニメでダイの剣の威力がこれ以上ないほど表現されており、映画を見ているようでした。

鬼岩城を倒した後のベンガーナ王の目のキラキラ、おそらくアニメを見ていたすべての人も同じような目になっていたのではないかと思います。

おわりに

第41話「最強の剣」の感想をまとめます。

  • ポップの「俺は見てない」、アニメでも健在
  • シャドー、表情ゆたかも格下げ?
  • ダイ、めっちゃカッコイイ

次の第42話は「死の大地」です。原作からはちょっとツラめの展開になることが想像されるのでダイやポップが心配ですが、もちろん楽しみでもあります。