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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第49話「パーティーバトル開始」を視聴しました。
見どころばかりの戦闘シーンのほか、おあずけを食らっていたあの呪文がついにデビューしました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第49話「パーティーバトル開始」の感想
第49話「パーティーバトル開始」の感想をまとめます。
- 戦闘開始の前後のアニメーション演出にこだわりを感じる
- アルビナスの言葉が深い
- やっぱりメドローアかっこいい
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
戦闘開始の前後のアニメーション演出にこだわりを感じる
ダイたちとハドラー親衛騎団の戦闘がはじまる直前、それぞれのメンバーが対戦する相手を凝視するシーンの間が絶妙でした。
原作では小さなコマだった以下のようなシーンの切り替わりが画面全体で表現されていました。
- ノヴァのマヒャドによってできた氷が溶ける様子
- 再び味方と敵が見つめあう
- 溶けた氷が折れて戦闘開始
今作のアニメは時間の関係上からか展開が早い回もありますが、このシーンはトータルで約40秒ほども使われています。これから始まる戦闘への期待感が高まるアニメーション演出でした。
また戦闘がはじまったあとはスピード感のある 3D のキャラ描写に切り替わり、ヌルヌル動く各キャラの戦闘を楽しむことができました。
ところで原作を最後まで見たあとだと、マァムのセリフ「あの盾を砕くのは無理だわ」に、以下のような意味でニヤリとしてしまいます。
- キーアイテムだからむしろ砕いちゃダメ!
- ストーリー終盤で盾を砕くカイザーフェニックスの威力の伏線になっていそう
3D で動くダイたちを見ていると、2021年リリース予定になっているコンシューマー版ゲーム「インフィニティ ストラッシュ」の発売が待ち遠しくなりますね・・。
アルビナスの言葉が深い
アニメで改めて見てみるとアルビナスの以下に代表される言葉に深みがあり、さらにストーリー終盤の伏線にもなっていると感じました。
- 駒に上下関係はなく、能力の違いがあるだけ
- ポーンがクイーンより弱いとは限らない
今回のアニメ49話でも能力の違いは存分に描かれていましたが、今後のストーリーに出てくるルークのキャスリング、ポーンのプロモーションの伏線とも読み取れるためです。
「要は使いよう」「相手に応じて駒を当てる」というアルビナスの言葉は、近年広まりつつある「ダイバーシティ」と呼ばれる多様性を受け入れる考えにもつながるものがあると感じます。
とくにアニメ前半パートのクロコダイン、ブロックにやられっぱなしのシーンしか無くてちょっと気の毒になるほどでした。
「やつらは個々の能力でははるかに上」と敵のほうが強いことを認めつつ、相性の良い相手には結果を出すクロコダイン、さすがです。
やっぱりメドローアかっこいい
ポップのファンとしては、今回の第49話の一番の見どころはやはりメドローアでした。
前回はノヴァのマヒャドによって不発に終わりましたが、アニメにおける戦闘でのメドローアのデビューには感動すら覚えました。
とくに好きなのはヒュンケルの以下のセリフです。
・・・自慢するだけのことはある・・・!!よくぞ これほどの呪文を身に着けたものだ!!
引用元:ダイの大冒険 第49話「パーティーバトル開始」
これまでのフレイザード戦やバラン戦などを経て、もう十分にポップを認めているヒュンケルですが、さらにポップを称賛するこの言葉。
なおポップがメドローアを撃った後にダイがかけよって言う「すっげえや!!!」というセリフがあります。
「ダイ好きTV#40」でダイ役の種崎敦美さんが、感慨深すぎてこのセリフが言えず、演出さんから「もっと嬉しそうにポップに伝えてあげてください」と言われたという面白いエピソードを披露されていました。
ダイ役を演じつつポップのファンでもあるという、難しい立ち位置で声を演じられているのだと感じます(笑)。
おわりに
第49話「パーティーバトル開始」の感想をまとめます。
- 戦闘開始の前後のアニメーション演出にこだわりを感じる
- アルビナスの言葉が深い
- やっぱりメドローアかっこいい
次の第50話は「我ら獣王遊撃隊」です。予告編にハドラー親衛騎団が出てこなかったのはさすがの配慮です。またまたチウが大活躍しそうな回で楽しみです・・!
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。