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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第52話「父子竜出陣」を視聴しました。
アニメを見ていたはずが途中からドラマに変わっていました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第52話「父子竜出陣」の感想
第52話「父子竜出陣」の感想をまとめます。
- 原作になかった作戦会議と、ダイとバランの会話が良い
- ポップ、ハドラー親衛騎団との戦いで 6 レベルもアップか
- ヒュンケルとエイミ、もはやドラマ
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
原作になかった作戦会議と、ダイとバランの会話が良い
バランが現れたあと、原作ではすぐにダイとバランが背中合わせで語るシーンに移りましたが、アニメではその前に作戦会議のシーンがありました。
どんな経緯でダイとポップたちが別行動をすることになったのかがわかる会議でしたが、その中でもとくに印象的だったのは以下のセリフです。
- レオナ:「ダイ君、魔宮の門にはお父さんと一緒に行って」
- ダイ:「レオナ、オレは 1 人で・・・」
- バラン:「そちらの準備が整い次第、我らは出る。わかったなディーノ」
これらのセリフによって一人で行動したいと言うダイに対し、レオナとバランは 2 人で力を合わせるよう諭していたことが新たにわかりました。
この後のダイとバランが背中合わせで語るシーンも、アニメーションになることによって以下のような魅力が表現されていました。
- 重厚ながら優しさも感じられるバランの声
- 手描き風の温かみのあるソアラの描写
とくに回想の中でソアラが画面いっぱいに映し出される描写は、バランの「美しいひとだった、優しいひとだった」というセリフと絵の温かさが絶妙にマッチしていたと思います。
なおダイ役の種崎敦美さんによると、ダイがバランにソアラのことを聞くシーンのセリフはオーディションのときのセリフだったとのことです。「ダイ好きTV#43」で語られていました。
オーディションというと必殺技や何かを叫ぶようなセリフが求められる印象ですが、こうした柔らかいシーンのセリフにも制作陣が強いダイ愛を持っていることを感じずにはいられません。
ポップ、ハドラー親衛騎団との戦いで 6 レベルもアップか
ポップがマァムに殴られるとき、ドラクエのステータス風に「ぽっぷ」の HP・MP・レベルが描写される、ファンには嬉しいシーンがありました。
この際のポップのステータスは以下のとおりです。
- HP:165 (マァムから30ダメージを受ける前)
- MP:169
- レベル:34
「公式パーフェクトガイドブック」によると、「挑戦の章」におけるポップのレベルは 40 となっています。
「挑戦の章」は死の大地でのハドラー戦からバーンパレスでのハドラー戦の終わりまでと範囲が長いため、ガイドブックに記載のレベル 40 はどの時点のものか判断が難しいです。
しかし今回のアニメ 52 話ポップのレベルがステータス表示されたことで、以下の推測ができます。
- 死の大地でのハドラー親衛騎団との戦いの前でポップはレベル 34
- レベル 40 になったのはハドラー親衛騎団との戦いの途中、もしくは後
こう考えると、ハドラー親衛騎団との戦いでポップは少なくとも 6 レベルも上がっていることになります。
ドラクエで経験値が高いモンスターといえば、ご存じのとおりはぐれメタルやメタルキングなどのメタル系です。
やはりメタルの上を行く硬さのオリハルコン製ののハドラー親衛騎団ともなると、さらに経験値が高いんでしょうか・・!
ヒュンケルとエイミ、もはやドラマ
ダイの大冒険、原作は少年漫画のはずですが、浜辺でのヒュンケルとエイミとの流れ、もはやドラマでした。
アニメでの浜辺のシーンは時間としてはわずか 3 分と少しでしたが、体感では 10 分以上だったように思います。
とくに以下はアニメオリジナルの素晴らしい演出でした。
- 映画のような黒帯
- アバンやダイたちにブラッディースクライドを放つ過去シーン
ヒュンケル役の梶裕貴さんとエイミ役の石川由依さんのやりとりの中でも印象的だったのは、ヒュンケルの以下のセリフです。
逆さ・・・喜んでやしない・・・怖いんだよ
引用元:ダイの大冒険 第52話「父子竜出陣」
漫画からはヒュンケルのセリフの感情は推測することしかできませんでしたが、アニメでは「怖いんだよ」のセリフ部分が素晴らしかったです。
なおヒュンケルとエイミのシーン、原作ではダイとバランがハドラーに会った後に描かれていましたが、アニメではそれより早めに描かれていました。
アニメを作っている方々も、このシーンはやりたくて仕方なかったのでは・・と思わずにはいられません。ありがとうございます。
ヒュンケルがどうやって海の向こうの死の大地にたどり着いたのかも気になるところですが、それは次回のアニメ感想で考察してみたいと思います。
おわりに
第52話「父子竜出陣」の感想をまとめます。
- 原作になかった作戦会議と、ダイとバランの会話が良い
- ポップ、ハドラー親衛騎団との戦いで 6 レベルもアップか
- ヒュンケルとエイミ、もはやドラマ
次の第53話は「ハドラーの挑戦」です。ダイたちではなく、ハドラーが挑戦するというタイトルになっているところが深いですね・・。
新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。