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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第57話「魔界の神」を視聴しました。
名言の嵐だっただけでなく、作画のクオリティもいつもに増して神がかった回でした。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第57話「魔界の神」の感想
第57話「魔界の神」の感想をまとめます。
- バーン様による名言の嵐
- カイザーフェニックスをはじめとした呪文の美しさと2回攻撃感
- 後半パート最後のダイ vs バーンがもはや芸術
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
バーン様による名言の重厚感
原作からのファンは待ち望んだであろう、バーン様による名言の嵐をアニメで聞くことができました。
最初の名言はやはりなんといっても以下のセリフです。
メラゾーマだと・・・?・・・今のはメラゾーマではない・・・メラだ・・・
引用元:ダイの大冒険 第57話「魔界の神」
「メラゾーマだと・・・?」は原作にはないアニメオリジナルのセリフでした。直前のポップのセリフにある「大魔王のメラゾーマ」に対して、「そんなわけないだろう」感が強く出た一言だと思います。
セリフそのものも衝撃的ですが、バーンによる重厚感のある「メラだ・・・」のあとの、ポップの消えそうな声での「メラ・・・?」の対比がより絶望感を際立たせていました。
次の名言は前半パート最後の以下のセリフです。
知らなかったのか・・・?大魔王からは逃げられない・・・!!!
引用元:ダイの大冒険 第57話「魔界の神」
これも落ち着き払ったバーンの口調と、「な・・何がっ」という状況の理解に精いっぱいのポップとの違いが印象的です。
そしてマァムとのやりとりにあった「面白いね」も、さも当然かのように言い放つバーンならではの正義が感じられる名言です。
カイザーフェニックスをはじめとした呪文の美しさと2回攻撃感
第57話ではメラやカイザーフェニックスをはじめとして多くの呪文が登場し、どれも美しさを感じました。
カイザーフェニックスはアニメ放映の2か月前に配信された「アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」1周年記念ダイ!感謝祭」のスタッフトークで、演出助手の矢野氏により57話で登場することが語られていました。
カイザーフェニックスへのこだわりについては上記の動画の 12:07 ごろから語られています。こだわりポイントの解説を見つつ、アニメの録画を見るとより楽しめます。
実際のアニメでも確かに以下を確認することができました。
- カイザーフェニックスの目が開くカット
- バーンの目のアップ
- カイザーフェニックスが画面を覆いつつ飛んでくる姿
第一撃をヒュンケルが食い止めている間に放たれた第二撃が合体してさらにデカいカイザーフェニックスになるシーン、ただの呪文のはずが生き物のようでした。
また矢のように飛んでいくポップのメドローアと、それを跳ね返す鏡のようなマホカンタも美しかったです。
バーンの2回攻撃、もちろん原作でもすごさを感じることができましたが、やはりアニメで見ると一連の動作の素早さ・なめらかさ・絶望感が際立っていると感じました。
後半パート最後のダイ vs バーンがもはや芸術
後半パートでダイが立ち上がったあとのダイ vs バーンの作画、いつも以上に神がかっていました。
原作でも激しさを感じることはできましたが、アニメで見るとまさにポップのセリフにあった「イオラの嵐」がピッタリな状況であることがわかります。
連発されるイオラを千本ノックのように打ち返すダイの動きの素早さと、「キンッ」「キンッ」と剣で打ち返す音も臨場感が満載でした。
極めつけは最後の以下の 3 つのアニメーションです。
- ダイによるイオラ跳ね返しからの大爆発
- アバンストラッシュを打つときのダイのリアルな形相
- アバンストラッシュを食らって灰になったバーン
ダイのリアルな形相は第31話「父と子の戦い」でのバラン戦以来のように思います。ダイとバーンの正義がぶつかりあう様子が、剥き出しの表情に現れていました。
またイオラを跳ね返され、さらにアバンストラッシュを食らって灰になったバーンの作画、これも絵画のようで思わず「スゲェ」と叫んでしまうほどでした。
57話の最後のバーンの作画、思わずスゲェって口に出てしまった #ダイの大冒険
— fidn (@lancork) November 13, 2021
原作だとアバンストラッシュを食らったバーンの姿はやや遠目からの描写でしたが、アニメでは近くから全身を見ることができ、ボロボロになった手もアップで見ることができました。
前半パートではケタ違いのレベルでダイたちを圧倒していたバーンがここまでボロボロになる描写、正義と正義がぶつかりあうインパクトが大きく、見ていてワクワクします。
なお次の第58話の予告編ではバーン様は普通にピンピンしており、ちょっと「フフッ」となってしまいました(笑)。
おわりに
第57話「魔界の神」の感想をまとめます。
- バーン様による名言の嵐
- カイザーフェニックスをはじめとした呪文の美しさと2回攻撃感
- 後半パート最後のダイ vs バーンがもはや芸術
次の第58話は「意外な救世主」です。「ダイ好きTV」ではポップ役の豊永利行さんが救世主に「ゴメス」予想をされていました。いろんな意味で期待が膨らみます。
ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。