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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第64話「決戦前夜」を視聴しました。
各キャラの思いが絶妙に表現され、また原作から意外な変更が入っていた回でもありました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第64話「決戦前夜」の感想
第64話「決戦前夜」の感想をまとめます。
- サブタイトル「決戦前夜」が時系列を的確に表している
- 各キャラの思いの絶妙さと、やはりポップが素晴らしい
- メルルの役割にやや変化&ダイの夢の描写がすばらしい
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
サブタイトル「決戦前夜」が時系列を的確に表している
第64話のサブタイトルの「決戦前夜」、たった4文字ですがダイの大冒険のストーリーの時系列を的確に表していると感じました。
ダイたちの冒険の 85 日目がダイがソアラの夢を見て目覚めた日で、オフィシャルファンブックでは86日目の夜明けにバーンを撃破となっています。
つまり「決戦前夜」が84日目、85日目がラストバトルの日であり、ダイの大冒険のストーリーにおける最後の 1 日に当たります。
全37巻のダイの大冒険の原作ジャンプコミックス版では、ラストバトルの決戦当日の時点で24~25巻ぐらいです。
ところで以前、以下のようなツイートで新アニメが全部で96話ぐらいになりそうと予想してみたことがありました。
ダイの大冒険のアニメ、原作の漫画とアニメの話数のキリがよくなったのでいまの進捗を調べてみました。
2020年アニメ(ヒュンケル戦終了):13話
ジャンプコミックス:5巻/37巻(約13.5%)
文庫版:3巻/22巻(約13.6%)この進み具合だと全95~96話なので、全部で8クールぐらいかな。まだまだ楽しめそう😀
— fidn (@lancork) December 27, 2020
64話までのアニメでの話数は、決戦当日までの進み具合である64~67%という数字と近い数字になっています。
これを踏まえると、やはりアニメは全100話に届くかどうかというところでしょうか。
ストーリーの終盤に入ってきて終わりが近づいている寂しさと、まだまだ楽しめるというワクワク感があります。
各キャラの思いの絶妙さと、やはりポップが素晴らしい
第64話はヒュンケルをめぐるマァムとエイミにはじまり、各キャラクターの思いもフォーカスされた回でした。
アニメでの表情も相まってか、とくにマァムの声のトーンが神妙な感じだったのが印象に残ります。
一方で感情が一番出ていたのは、やはりマァムに相談を持ち掛けられたポップだと思います。
ポップは直近では第60話「ダイとポップ」でのダイとの会話シーンで感情が特に出ていましたが、このときはダイを信じる気持ちから声が大きくなっている用に感じました。
しるしが光らない焦りを落ちつけるためと思われる瞑想をしているところに、マァムからライバルであるヒュンケルの名前が出てしまうという、気の毒としかいえないタイミングの悪さです。
こうしたささいなことがきっかけでチームワークが崩れるのは割とありがちなことだと思いますが、すぐに反省して翌日に謝ることができるポップからは、人間関係として学ぶところがあります。
ところでこのポップとマァムのシーンのあとのチウによる獣王遊撃隊の集会、気まずいムードのお口直しには絶妙でした。
なおマァムとエイミの論争には入れなかったメルルでしたが、アニメでは次のとおり原作から変更が入っているところがありました。
メルルの役割にやや変化&ダイの夢の描写がすばらしい
寝られないダイがキッチンのようなところにいるメルルのところに行って会話するシーンで、メルルの役割にやや変化がありました。
原作ではメルルはお皿を洗っていましたが、アニメでは薬草を仕分けするという役割に変わっていました。
なおカラーになった夢見の実は、紫と青が混ざったマーブル模様のような色合いでした。
ダイはすぐ口に入れますが正直、あまり美味しそうには見えません・・笑。味が気になるところです。
この夢見の実をほおばりながらメルルに「おやすみ」を言うとき、原作のセリフでは「おひゃすみっ」になっています。
アニメでセリフがどんな感じになるのか楽しみにしていましたが、何かを口にほおばる感じでありつつ語感としては「おやすみ」に近い、絶妙な表現になっていました。
このセリフ、「ダイ好きTV#55」でもクロコダイン役の前野智昭さんが「おやふみ」というダイがかわいいと語られていたのが印象的でした。
またダイの夢も、ダイとソアラが花畑のようなところで遊ぶ幸せなシーンと、バランが歩くと花が散っていってしまうシーンのギャップが素晴らしかったです。
最後にダイが歩いていくシーンは優しいタッチの絵画のようになっており、もし絵として売っていたら部屋に飾りたいぐらいの描写でした。
おわりに
第64話「決戦前夜」の感想をまとめます。
- サブタイトル「決戦前夜」が時系列を的確に表している
- 各キャラの思いの絶妙さと、やはりポップが素晴らしい
- メルルの役割にやや変化&ダイの夢の描写がすばらしい
次の第65話は「暗黒のヒュンケル」です。ややネタバレぎみのサブタイトルで、予告編でヒュンケルが豹変する姿も映っていますが、ヒュンケルとクロコダインのやりとりに特に注目したい回です。
ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。