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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険がジャンプで連載されていた当時からの30年来のファンです。
2020年の9月ごろ、ダイの大冒険のカード「タカラ コレカ」全3弾108枚をフルコンプリートしました。
苦節X年。ついに…ついにダイの大冒険 タカラ コレカ全3弾108枚フルコンプリートしました。
新アニメが始まる直前のタイミングでコンプできたのは奇跡かも
昔のものでたまにしか出回らず、最後のほうは何度も諦めようと思いましたが、続けてよかった😄#ダイの大冒険 pic.twitter.com/6eDiiGSnOH
— fidn (@lancork) September 29, 2020
1990年代のダイの大冒険グッズの中でも、ひときわ思い入れのあるアイテムです。
この記事では筆者が「タカラ コレカ」をフルコンプリートした全ステップを記録します。
再現性は決して高くはありませんが、コレクションにあたり実際に使ったショップやアプリ、戦略をすべて明らかにします。
ダイの大冒険のカード「タカラ コレカ(colleca)」とは
1991年版のアニメ「ダイの大冒険」が放映されていた当時、タカラ(現在のタカラトミーの前身)から自販機で発売されていたカードです。
カードといえば「カードダス」が思い浮かびますが、「コレカ」はタカラ、「カードダス」はバンダイの登録商標という違いがあります。
とはいえダイの大冒険(1991年)のカードの種類は以下のものがあり、カードダスも存在します。
- タカラ コレカ(筆者が集めたもの)
- タカラ PPカード(束から引き抜く形で販売)
- カードダス(イベント配布や抽選プレゼント「LIMITED 3000 SET」など)
筆者が集めたタカラ コレカの各カードはダイの大冒険アニメのワンシーンを切り取ったもので、以下の3弾が発売されていました。
- 第一章 魔王復活編(最初~ハドラー戦あたりまで)
- 第二章 獣王激闘編(ハドラー戦~クロコダイン戦終了あたりまで)
- 第三章 将軍集結編(ヒュンケル戦~フレイザード登場のあたりまで)
「タカラ コレカ」はカードの番号とアニメのストーリーの時系列がほぼ対応しているため、カードを並べるとアニメの流れを再現できます。
なお以下の番号のカードはストーリー外のイラストが使用されており、番号が時系列になっていません。
- No. 1 ダイ(アニメキービジュアル)
- No. 30, 31, 34, 35, 36(アニメオープニングテーマ)
- No. 108 ダイ(映画「起ちあがれ!!アバンの使徒」より)
すべての弾で36枚(キラ8枚・ノーマル28枚)で、トータルで 108枚(キラ24枚・ノーマル84枚)です。
ちなみに竜の紋章BOXの中のレアグッズ紹介で、タカラ コレカには未発売の第4弾(バラン編)があり、三条陸先生が保管されていることが明らかになりました。
ダイの大冒険 タカラ コレカ、まさかの未発売第4弾があったとは..保管されてた三条陸先生すごすぎる
— fidn (@lancork) December 28, 2021
まさに幻のカードです。第4弾のカードのイラスト写真は竜の紋章BOXに掲載されています。
さて、筆者がこんな昔のカードを集めようと思ったのには、ダイの大冒険が大好きという以外にも理由があります。
ダイの大冒険のカード「タカラ コレカ」をフルコンプリートしようと思った理由
「タカラ コレカ」をフルコンプリートしようと思ったのは、以下の 3 つの理由からです。
- 子供のころの憧れを叶えるため
- アニメ「ダイの大冒険(1991年)」の痕跡を手元に残しておきたかったため
- あと1枚のとき「ダイ好きTV #2」でツイート紹介してもらえたため
それぞれの理由を簡単にご説明します。はじめは些細なきっかけでした。
子供のころの憧れを大人になった今なら叶えられるのでは・・?
きっかけは2015~2016年ごろ、ヤフオクでNo.1「ダイ」のカードを見かけたことでした。
鬼岩城を背にしたダイが剣を掲げる、以下の1991年版アニメのかっこいいキービジュアルがカードになったもので、とくに考えることもなく落札したことを覚えています。
また原作が連載されていた当時、パーフェクトガイドブックで「タカラ コレカ」がグッズとして紹介されており、「こんなのがあったのか・・欲しい・・」と思ったことを思い出しました。
当時はドラゴンボールのカードダス自販機は駄菓子屋やスーパーにあったものの、筆者の家の近くには「タカラ コレカ」の自販機は無く、欲しくても手に入れる方法が無かったのです。
アニメ「ダイの大冒険(1991年)」の痕跡を手元に残しておきたかった
カードを集めようと思った2015~2016年ごろは、当然ながらダイの大冒険の再アニメ化(2020年版)の話が出るずっと前です。
1991年版アニメも Blu-ray は発売されておらず、VHSビデオという化石のような方法でしか見る方法がありませんでした。
このため大好きだったアニメ「ダイの大冒険(1991年)」の痕跡をカードとして手元に残しておきたかった、というのもカードを集めた理由の一つです。
あと1枚のとき「ダイ好きTV #2」でツイート紹介してもらえた
流れは後述しますが、フルコンプまで「あと1枚」という状況が1年ほど続いた時期がありました。
そんな中、奇跡的にダイの大冒険の再アニメ化(2020年版)が決まったというニュースがあり、特番として YouTube で「ダイ好きTV」という公式ファン番組がスタートしました。
その中でダイの大冒険の「お宝」グッズを Twitter に投稿する番組の企画があり、以下のツイートを投稿してみました。
持ってる中でいちばんのお宝だとタカラ コレカかな。実はあと一枚でフルコンで未だに集めてます。。 #ダイ好きTV#ダイの大冒険 pic.twitter.com/HlOFCahIZh
— fidn (@lancork) June 21, 2020
するとなんと2020年7月26日に配信された「ダイ好きTV #2」で紹介してもらえました。以下の動画の26分33秒ごろです。
新アニメ監督の唐澤和也さん、Vジャンプ副編集長のサイトーブイさんに取り上げてもらったのはもちろんですが、動画のチャット欄の温かいコメントに励まされたことを覚えています。
このような 3 つの理由から「タカラ コレカ」をフルコンプリートしようという熱が高まりました。
それでは本題です。「タカラ コレカ」全3弾108枚をフルコンプリートしたステップは以下のとおりです。
1. 「タカラ コレカ」のナンバーとイラストの情報収集
まずは全部で何枚のカードがあるのかを把握しないと話になりません。
まずはカード情報と、カードの番号とイラストがどのように対応しているのかを調べました。
しかし「タカラ コレカ」が発売されたのはインターネットが一般に普及するはるか前の時代で、公式なWebページはありません。
このためカードの枚数と番号はネットで画像を検索することで調査しました。参考にした画像は以下から探しました。
- Google画像検索
- オークションサイトの落札結果
- カードを販売しているオンラインショップ
検索を駆使して集めたカード画像は、以下のようにまとめて資料として活用しました。
ここで難しかったのは、画質が悪かったりカードが重なり合っている等の理由で必ずしも番号がわかる画像ばかりではなかったことです。
幸いにも調査していくうちに、「カードの番号の進み」と「アニメのストーリーの進み」は対応していることがわかり、番号が分からないイラストもおおよそ推測で番号を埋めることができました。
こうして作ったカード番号のリストを Google スプレッドシートに以下のようにまとめ、持っている・持っていないカードを管理しました。
これでカードの総数と、イラストがわかればカードの番号が把握できるようになりました。
なお奇跡的に「タカラ コレカ」のカードを販売していたオンラインショップは次のステップで後述します。
2. オンラインショップ探し
次にトレーディングカードを売っているオンラインショップで、「タカラ コレカ」を探しました。
といっても約30年前のマイナーなカード、売っているオンラインショップはほとんどありません。
かなりの数を検索しましたが、奇跡的に売っていたのは以下の 2 つのショップのみです。
この時点でオンラインショップにあったものは買えるだけ買いました。
さらに「まんだらけ通販」はごくまれに新規の出品もあるため、監視対象に加えました。
この時点で「タカラ コレカ」総数のうち 1/3 ほどをそろえることができたのは運が良かったとしか言えません。
次は実店舗のカードショップに目を付けました。
3. 実店舗での買い付けの試み
ちょうど東京に引っ越したこともあり、「タカラ コレカ」を探すためトレーディングカードを取り扱っている店めぐりをしました。
しかし結論から言えば、東京エリアの実店舗で「タカラ コレカ」を売っている店を見つけることはできませんでした。
惜しかったのは以下のショップです。「タカラ コレカ」は無かったものの、筆者が訪れた時点では以下のダイの大冒険カードはありました。
- まんだらけ 中野店:ロッテのウエハースチョコ付属カード
- まんだらけ コンプレックス(秋葉原):カードダス No.0
オンラインショップと実店舗での買い付けがこれ以上望めそうにない・・となったら残る方法は1つです。
4. ヤフオク・メルカリの張り込み
最後は王道にして本命、ヤフオク・メルカリで購入するための張り込みです。
目当てのナンバーのカードが出品されるのをただひたすら待ち、メルカリなら出品されたら即購入、ヤフオクならオークションで落札します。
ここでかなり役に立ったのは、「フリマアラート」というスマホアプリです。
あらかじめ登録したキーワードに合致するアイテムがヤフオクやメルカリなどに出品されると、プッシュ通知してくれるアプリです。
このアプリのおかげで手動で検索する手間を省くことができ、さらに出品から購入までのタイムラグを縮めることができるようになりました。
約30年前のカード、どこかの家に眠っているものが偶然出品されるのを祈りながら待つ。まさに HUNTER X HUNTER における、シルバの以下のセリフの気持ちが続きました。
オレ達の最も重要な仕事は待つこと・・・!
引用元:HUNTER X HUNTER 13巻 p.161
前述したツイートのように、最後の 1 枚がなかなか手に入らずかなりつらい思いをしました。
持ってる中でいちばんのお宝だとタカラ コレカかな。実はあと一枚でフルコンで未だに集めてます。。 #ダイ好きTV#ダイの大冒険 pic.twitter.com/HlOFCahIZh
— fidn (@lancork) June 21, 2020
しかしそのときは突然にやってきました。
ついにそのときが・・ダイの大冒険「タカラ コレカ」全3弾108枚フルコンプリート
ツイートした最後の1枚のカードは、「第二章 獣王激闘編」のあるカードでした。
この最後のカードを入手できたのは、幸運にもメルカリに「第二章 獣王激闘編」の未開封ボックスが出品され、それを即購入したためです。
つけられていた値段は数万円。たかがカード一枚の値段としては常軌を逸していますが、考えるよりさきに購入していました。
こうして晴れてダイの大冒険「タカラ コレカ」全3弾108枚フルコンプリートすることができました。
ところでこの「タカラ コレカ」、新アニメがはじまる前にできればコンプしておきたかった理由があります。
余談:2020年版のダイの大冒険アニメ開始までにフルコンプしたかった理由
コレクションが最後の数枚となったころ、2020年版のダイの大冒険の再アニメ化のニュースが飛び込んできました。
これ自体は最高にうれしかったものの、「タカラ コレカ」の収集に関しては 1 つだけ焦りを感じさせる要素となりました。
なぜなら対戦アーケードカードゲーム「ダイの大冒険 クロスブレイド」の稼働が2020年10月22日(木)からはじまることがわかったためです。
クロスブレイドの稼働がはじまれば、カードが大量にヤフオクやメルカリに出品されることが予想されます。
冒頭のツイートのとおり、アニメが始まるギリギリのタイミングで、フルコンプは間に合いました。
苦節X年。ついに…ついにダイの大冒険 タカラ コレカ全3弾108枚フルコンプリートしました。
新アニメが始まる直前のタイミングでコンプできたのは奇跡かも
昔のものでたまにしか出回らず、最後のほうは何度も諦めようと思いましたが、続けてよかった😄#ダイの大冒険 pic.twitter.com/6eDiiGSnOH
— fidn (@lancork) September 29, 2020
クロスブレイドの稼働が開始する直前にコンプできたのには、運命じみたものも感じます。(大げさ?)
おわりに
ダイの大冒険「タカラ コレカ」全3弾108枚、正直なところ使った時間や金額は決して安いものではありませんでした。
しかし未知のもの・達成できるかわからないものに対し、自分なりに戦略を立ててトライ&エラーを繰り返す過程は楽しかったです。
幸運なことにダイの大冒険の再アニメ化により、多くの新しいグッズが発売されました。
グッズをコレクションするダイの大冒険ファンの方が増え、ダイの大冒険がよりいっそう盛り上がることを願ってやみません。