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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第80話「チェックメイト」を視聴しました。
マキシマムが強烈すぎる爪痕を残していき、シリアスながら笑いの要素もある楽しい回でした。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第80話「チェックメイト」の感想
第80話「チェックメイト」の感想をまとめます。
- ヒュンケルがハドラー親衛騎団を称えるアニオリのセリフが素晴らしい
- マキシマムのキャラがアニメでより強烈に
- ラーハルトかっこよすぎ
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
ヒュンケルがハドラー親衛騎団を称えるアニオリのセリフが素晴らしい
ヒュンケルがハドラー親衛騎団とマキシマム配下のコマの違いを語るシーン、アニメでもやはり素晴らしかったです。
ヒムをはじめとしたハドラー親衛騎団の 5人(5体)が浮かび上がる回想シーンも追加されていました。
直近でポップやマァムが戦ったシグマやアルビナスはもちろんですが、フェンブレンも残忍ではあったものの、ただのコマとは違う意志があったことが思い出されました。
そしてアニメオリジナルの、ヒュンケルのルークに対する以下のセリフはシビれました。
おまえも・・・中身がない
引用元:ダイの大冒険 第80話「チェックメイト」
ルークの中身といえば、第58話「意外な救世主」でハドラー親衛騎団の「ブロック」の最後の能力だった「キャスリング」で登場したスリム形態です。
ヒュンケルの「中身がない」というセリフは、マキシマム配下のルークに対して以下の 2 つの意味があると思います。
- 物理的な中身がない
- 精神的にも中身がない(意志を持たない)
なおブロックがハドラーを守るためにキャスリングを使ったとき、ヒュンケルはバーンとの初戦にてカラミティウォールを受けた直後で倒れていた状態でした。
ヒュンケルがブロックのキャスリング能力を実際に見たのか、カラミティウォールで気絶しており見ていなかったのかは定かではありません。
個人的にはヒュンケルがブロックの最期の雄姿を見ていた説を推したいです。「中身がない」いうセリフとともに、以下のセリフにもより重みが出るためです。
主のために生命をかける、忠誠心をもった手強いやつらだった
引用元:ダイの大冒険 第80話「チェックメイト」
このセリフのあとのヒムは倒れたまま「ヒュンケル」という一言だけでしたが、相当嬉しかったのではないでしょうか。
マキシマムのキャラがアニメでより強烈に
キング マキシマムのキャラクター、原作でも相当に濃いものでしたが、動きと声が入ることによって更に強烈になっていました。
ヒュンケルの大ピンチというシリアスな回でありつつ、マキシマムの以下のような誇張されたセリフや動作は思わず笑いました。
- わずか1ポイントのダメージが減らない「シェー」のようなポーズ
- スーパースキャン(スゥーパァァースキャアァァン)のあとのセルフノリツッコミ
極めつけはヒムを投げ捨てる戦略を思いついたすごさを、ヒュンケルとヒムにドヤ顔で説明する際のセリフです。
このシーン、原作では以下のとおりでした。
それを見出した我輩のココはやはり凄い!凄い!!
引用元:ダイの大冒険 文庫版 第18巻 p.287
一方でアニメでは「スゴスゴスゴイーーーー!!」とさらにハイテンションになっていました。
「ダイ好きTV#71」にて、台本では「凄い」というセリフだけだったため、声優の玄田哲章さんによるアドリブだったのではないかと語られていました。ハマり役すぎます。
またキングスキャンとスーパースキャン(スゥーパァァースキャアァァン)は、以下のようにかなりカッコイイ映像になっていました。
- 上にキングの王冠、下に鎧のマーク
- 敵と自分(キング)の位置関係
- 説明文やチャートのようなもの
2話だけの登場で最後は勢いよく爆発していったマキシマムでしたが、アニメで最も爪痕を残したキャラかもしれません。
ラーハルトかっこよすぎ
第80話の感想でやはり外せないのは、ついに復活してきたラーハルトです。かっこよすぎました。
ポーン軍団をハーケンディストールで一掃するシーンはもちろんですが、そのあとマキシマムの横を通り過ぎるシーンがかなりシビれました。
一見わかりにくいものの、マキシマムの横を通り過ぎる前と後で、ラーハルトの目が以下のように変化しています。
- 通り過ぎる前:目が開いている
- 通り過ぎた後:目を閉じている
「ものすごい速さでマキシマムの全身を切り刻んだ」あと、ラーハルトの「フッ」という心のセリフが聞こえてきそうです。
そしてラーハルトが現れた後、ヒュンケルがヒムにラーハルトのことを説明するシーンがとても好きです。
直前まで大ピンチだったにもかかわらずいつものヒュンケルに戻っており、まるで戦いが終わったあとかのようなの冷静さ。
ラーハルトがマキシマムに負けることは絶対にありえないと確信していなければ、こんな表情にはならないですよね。
このシーン、自分が生まれたときの境遇(親や国)が意図せずラッキーかもしれないことを表す、割と深いメッセージが込められているのでは思います。
おわりに
第80話「チェックメイト」の感想をまとめます。
- ヒュンケルがハドラー親衛騎団を称えるアニオリのセリフが素晴らしい
- マキシマムのキャラがアニメでより強烈に
- ラーハルトかっこよすぎ
次の第81話は「ホワイトガーデンの決闘」です。予告編ではアバンも再登場しました。バーンパレスでもっとも美しい場所での対決が楽しみです!
ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。