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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第82話「正義の後継者」を視聴しました。
ダイたち各キャラが優先するものの違いや、レオナのカリスマ性が光る回でした。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第82話「正義の後継者」の感想
第82話「正義の後継者」の感想をまとめます。
- 今回もアニメオリジナルが多数&意外なギャグ要素も追加
- レオナに学ぶ、正論だけで人を動かすのは難しい
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
今回もアニメオリジナルが多数&意外なギャグ要素も追加
ファンにうれしいアニメオリジナルの要素、今回もたくさんありました。
まずアバンがハドラーと戦ったときの回想シーンで、ロカ・レイラ・マトリフにセリフが追加されていました。
またポップがマァムに未来の恋人タッグとおどけて見せるシーン、もしかしたらシリアス重視でカットされるかと思っていましたがアニメでも見ることができました。
それだけでなく「ダイ好きTV#73」では、ポップ役の豊永利行さんがアドリブを勝手に追加したと思われることを小松未可子さんが語られていました。
前回の第81話でもアバンのギャグに冷静だったミストバーンでしたが、このポップとマァムの会話をどんな表情で聞いていたのかは気になります。
またアニメオリジナルで特にかっこよかったのは、後半パート最後でラーハルトがポップとマァムを救い出すシーンでした。
原作では「シャシャッ」という効果音とともにわずか一コマのシーン、アニメでもほんの一瞬でしたがラーハルトが右から飛んできてポップとマァムを抱え、左へ素早く通り過ぎるのを確認できました。
ハーケンディストールの威力もホワイトガーデンを真っ二つにするような勢いで圧巻でした。(バーン自慢の観光名所が・・)
レオナに学ぶ、正論だけで人を動かすのは難しい
レオナがダイたちを説得しようとするところ、改めて見ると正論だけで人を動かす難しさがよく表れていました。
今回の82話でのミストバーンとの戦いでは、ダイたちには以下の選択肢がありました。
- ダイを先にバーンのもとに行かせてポップ・マァムでミストバーンと戦う
- ダイ・ポップ・マァム・レオナでミストバーンと戦う
ミストバーンの正体がわかっていないこの時点では、当然ながらどちらが正解かわかりません。どちらを選んでも以下のようなメリット・デメリットがあります。
- ダイを先に行かせる:ダイはバーンと戦えるもののミストバーン戦の方は不利
- 全員で戦う:もしミストバーンを倒せてもバーン戦は体力ボロボロ
レオナはダイを先に行かせるほうを選択し、ダイ・ポップ・マァムも薄々そちらが良いと感じていそうではあります。
ここで興味深いのは、レオナのストレートな正論が逆にダイ・ポップ・マァムを意固地にさせているように思われる点です。
なお最終的にはシルバーフェザーというアバンの権威や、アバンの昔の仲間のストーリーによってダイたちを説得したレオナ姫、やはりカリスマ性を感じます。
なおご存じのとおり、後にわかるミストバーンへの有効な攻撃の一例は以下です。
- 光の闘気で闇の衣(ミストのガス生命体の部分)を消滅
- メドローア(跳ね返される可能性あり)
もしミストバーンの正体がわかっていれば、この時点で唯一光の闘気を使えるダイがミストバーンと戦う作戦もアリだったかもしれません。
おわりに
第82話「正義の後継者」の感想をまとめます。
- 今回もアニメオリジナルが多数&意外なギャグ要素も追加
- レオナに学ぶ、正論だけで人を動かすのは難しい
なお前回の第81話でも触れたキルバーンの頭上の目盛り、第82話でもまだ減っていなかったので今後に期待です。
次の第83話は「バランの遺言」です。ダイ・ポップたち・アバンそれぞれの戦いはもちろんですが、感動シーン間違いなしのバランからラーハルトへの手紙が楽しみです。
ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。