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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第90話「影と死神(ミストとキル)」を視聴しました。
ストーリーの核心が明らかになるミストバーンの正体や、アバン vs キルバーンの演出に感動しました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。
原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第90話「影と死神(ミストとキル)」の感想
第90話「影と死神(ミストとキル)」の感想をまとめます。
- ヒュンケルの謎解きが半分正解だった理由
- バーニングクリメイション・アバンストラッシュ、その後のハドラー演出と色に感動
- ピロロの「大変だよぉ~」がガチすぎる
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
ヒュンケルの謎解きがほぼ正解だった理由
ついにアニメでバーンとミストバーンの関係が(ほぼ)語られました。
原作を読んだ方には今さら感があるかもしれないものの、ストーリーの核心のひとつであるミストバーンの正体が(ほぼ)アニメで明らかになったのは感慨深いです。
はじめて見たときはミストバーンがヒュンケルの推理に対して言った「ほぼ正解」という言葉の意味がわかりませんでした。
おそらくアニメでは次回に明らかになりますが、ヒュンケルの推理に足りていなかったのは「老バーンも本物」という点でした。
アニメではミストバーンが以前だんまりだった理由が語られ、それは老バーンとミストバーンの共通点を見抜かれるかもしれないためでした。
加えてめったに封印を解かない理由は危険だからだけでなく、バーンの技のネーミングに老バーンとミストバーンで共通するところがあるからだと思われます。
ただ封印を解いたミストバーンなら、技名を言わなくても暗黒闘気の掌圧だけでほとんどの敵を倒せそうです。
一方でバーンとミストバーンの関係を「カイザーフェニックス」と「フェニックスウイング」という技名やしぐさだけでここまで当ててしまうヒュンケル、名探偵も脱帽だと思います。
バーニングクリメイション・アバンストラッシュ、その後のハドラー演出と色に感動
アバン vs キルバーンの最後の戦闘のシーン、技の迫力とその後の流れと演出に感動しました。
まずキルバーンのバーニングクリメイションは「灼熱地獄に等しい業火」を表す赤紫のような美しい色でした。
ただここでアバンはハドラーの灰のことには気づいていないはずだったものの、キルバーンを挑発するなど珍しく自信ありげだったのが印象的です。
おそらくですが理由はわからないもののジャッジのメガンテに耐えられたという事実が、突っ込むという唯一の選択肢を後押ししたのではと思います。
続くバーニングクリメイションをくぐり抜けてのアバンストラッシュの1コマは、額に入れて飾りたいほどのカッコよさでした。
伝説の剣などではなくジャッジの鎌を折った棒でアバンストラッシュを決めてしまうというのも、アバン流槍殺法の柔軟性を感じます。
そして極めつけはアバンがキルバーンのバーニングクリメイションに耐えたあと、アバンを守っていたハドラーの灰が煙になる演出です。
もちろん原作でも素晴らしいシーンでしたが、アニメになったことにより以下の要素が追加されていて熱かったです。
- 煙がハドラーの形になる動き
- 赤と青と白のグラデーション
- アバンの目がウルウルする動き
とくに3つ目のアバンの信じられないという顔のアップからハドラーがニヤリとする流れは感動してウルッときました。
もしポップがキルバーンのトラップからハドラーを助けようとしていなかったら、ここでアバンが助かることもなかったはずです。
ハドラーの恩返しとも思える粋な助けとともにアバンがキルバーンを倒せたのは、熱いものがあります。
ピロロの「大変だよぉ~」がガチすぎる
アバンストラッシュにまとわりついていた炎がキルバーンに引火した後のピロロの「大変だよぉ~」がガチでした。
原作を最後まで見た私たちなら、なぜキルバーンに火がつくと「大変」でピロロがガチ泣きしながらアバンに助けを求めたのは明らかです。
魔界のマグマ成分がピロロのヒャド・ヒャダルコ・ヒャダインを全部弾いてしまうという演出も皮肉が効いていました。
このシーン、「ダイ好きTV#81」でダイ役の種﨑敦美さんが以下のようなセリフを仰っていました。
(クロコダイン役)前野さんいたら全部言っちゃうんだろうな
引用元:ダイ好きTV#81
ただこの直後、ポップ役の豊永利行さんが結局ネタバレしたようで「メドローア級」というテロップとともにピーが入っていたのには爆笑しました。
おそらくピーになっていた豊永さんのネタバレは、最終話で明らかになるキルバーンのまさかの事実だと思われます。
なお同じく「ダイ好きTV#81」でポップ役の豊永利行さんが仰っていましたが、ピロロがヒャダインまで使えるというのはたしかに驚きです。
原作の連載当時に、ただの使い魔のはずのピロロがヒャダインを使えるという事実に違和感を覚えた方・・・もしいたらすごいですね笑。
ピロロが使える呪文の一覧も気になります。実はメラゾーマやベギラゴンなんかも使えたりして。
おわりに
第90話「影と死神(ミストとキル)」の感想をまとめます。
- ヒュンケルの謎解きが半分正解だった理由
- バーニングクリメイション・アバンストラッシュ、その後のハドラー演出と色に感動
- ピロロの「大変だよぉ~」がガチすぎる
次の第91話は「バーンの真実」です。予告編ではミストに乗っ取られたマァムを見ることができました。ザボエラのモシャスのときと同様、声が楽しみです。