【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第95話「最大最後の逆転」の感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第95話「最大最後の逆転」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第95話「最大最後の逆転」を視聴しました。

またしてもダブルミーニングなタイトルで、逆転からの絶望の振り幅がすごい回でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第95話「最大最後の逆転」の感想

第95話「最大最後の逆転」の感想をまとめます。

  • ダイの「おれのすべてをこめてぇぇっ!!!!」が素晴らしかった
  • 「最大最後の逆転」はダイ側だけではなかった
  • 歴代の竜の騎士の性別が明らかに

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ダイの「おれのすべてをこめてぇぇっ!!!!」が素晴らしかった

前半パートでのダイの「おれのすべてをこめてぇぇっ!!!!」と、ポップの「ぶちかませぇぇーーッ!!!!」、そこからの流れが素晴らしかったです。

まずこの流れの前にあるダイの「バーンを倒すチャンスは永久にやってこない」から、改めてポップがシャハルの鏡でつくったチャンスの重さを感じました。

そしてポップがカイザーフェニックスを跳ね返したあと、ダイがアバンストラッシュを溜めるときの顔と目が良かったです。

この溜めのシーン、原作ではダイの顔に汗が見られましたが、アニメではよりキリッとバーンを見つめる力強さを感じました。

まさにハドラーも言っていた「ダイが何かしでかすときの顔」を思わせ、ストラッシュクロスでバーンと対面するときのそれぞれの顔も絵になるものでした。

なおこのダイの「おれのすべてをこめてぇぇっ!!!!」のコマは、過去に開催されたジャンプ展で発売されたオールスターくじ vol.2でグッズ化もされています。

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第95話「最大最後の逆転」「おれのすべてをこめてぇぇっ!!!!」

アニメオリジナルでシャハルの鏡にシグマの顔が映り込む演出も見られ、ヒムがシグマを回想するシーンもより引き立っていました。

「最大最後の逆転」はダイ側だけではなかった

サブタイトルの「最大最後の逆転」、もちろんダイとポップの連携による逆転を表すものでしたが、ダイ側だけにかかっているものではありませんでした。

むしろ以下を考えると、ダイたち逆転からのさらにバーンの逆転のほうにより強くかかっているようにも見えます。

  • バーンパレス眼下のフローラたちを攻撃
  • ピラァ・オブ・バーンで六角形を完成
  • 黒のコアを悟られないように周到な用意

とくに印象的だったのはバーンがバーンパレス眼下のフローラたちにピラァ・オブ・バーンを放つシーンです。

ここでダイが「やめろ!」を連呼しますが、ピラァ・オブ・バーンが放たれる瞬間は、アニメならではの以下の演出がより絶望を感じさせました。

  • ダイ・ポップのセリフの音が消える
  • 放たれたピラァ・オブ・バーンがスローモーションになる

ライデインで光りながらピラァを落とすバーンの顔もかなりの狂気を感じる強烈さでした。

もちろん原作からフローラやメルルたちは移動していて無事というのはわかっていつつも、ピラァの爆発を見ると「本当に大丈夫だろうな」という気分になりました・・。

またバーンにしがみついていたダイから力が抜けるシーンや、そのあとのポップの叫びのシーンはアニメで見るとよりいっそう辛さと絶望が伝わってきました。

ピラァ・オブ・バーンの配置や地上殲滅計画をチェスに例えていたバーンですが、相手の心を折る点もチェスのメンタル的なところに通じているように思います。

歴代の竜の騎士の性別が明らかに

アニメ本編のあとの放送の「ダイ好きTV#86」で、竜の騎士に関して気になっていた質問に三条陸先生が回答されていました。

その質問は「竜の騎士は男性だけ?」というものです。

この質問、第85話「大魔王バーン」を見た後に疑問に思い私も質問ツイートをしましたが、半年前の 2022年1月に既に同じ質問をされている方がいらっしゃいました。

これまでにわかっていた竜の騎士の設定としては「人間の心と体を兼ね備える」というものがあり、性別についてはとくに言及されていませんでした。

(ダイを除き)マザードラゴンが竜の騎士を生み出すため、男性以外もありえそうと思っていましたが、気になる三条陸先生の回答は以下のとおりでした。

  • 竜の騎士は代々男性
  • 遺伝子を受け継ぎ次の世代に受け継ぐ女性的な役割はマザードラゴンに集約
  • 生物のオスとして定義してよいものかは不明

うーん、答えを聞いてみると納得かつ、新情報です・・!

第85話「大魔王バーン」で歴代の竜の騎士のシルエットのシーンで女性にも見えるものがありましたが、これは気のせいだったようです。

竜の騎士が男性だけとわかると、今度は歴代の竜の騎士がどんな顔や姿をしていたか、そしてどんなストーリーがあったのかが気になってきます・・。

アニメは5話を残すところになり期待と寂しい気持ちで複雑ですが、いつかバランより前の竜の騎士の物語をスピンオフ作品などで見てみたいです。

おわりに

第95話「最大最後の逆転」の感想をまとめます。

  • ダイの「おれのすべてをこめてぇぇっ!!!!」が素晴らしかった
  • 「最大最後の逆転」はダイ側だけではなかった
  • 歴代の竜の騎士の性別が明らかに

次の第96話は「閃光のように」です。もうタイトルだけでポップの名言が出ること・神回が確定しており楽しみが止まりません・・!

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。