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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第100話「さらば!愛する地上よ」を視聴しました。
2020年10月3日の土曜日から2年にわたって続いたアニメ、ついに最終話となってしまいました。
原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。
- 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
- 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト
最後の感想、続きをお読みいただければと思います。
2020年版アニメ「ダイの大冒険」第100話「さらば!愛する地上よ」の感想
第100話「さらば!愛する地上よ」の感想をまとめます。
- 竜魔人ダイ vs 鬼眼王バーンの最後の戦い&演出が熱すぎた
- ダイが地上に戻った後のポップのセリフ&ラストシーンに感動
- エピローグ&全100話を見終えて
続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。
竜魔人ダイ vs 鬼眼王バーンの最後の戦い&演出が熱すぎた
竜魔人ダイ vs 鬼眼王バーンの最後の戦い、お互いの鬼気迫る様子が熱すぎました。
前半パートでダイを爪で刺した後のバーンの「ヒャハハハ」という笑い声は、狂気すぎてバーンが鬼眼の力に逆に支配されてしまっているような印象でした。
次にダイが真魔剛竜剣を手に取ってから流れた「竜の騎士」のアレンジ曲、最終戦にふさわしい神曲でした。
そして惜しくも折れてしまったものの、ダイが真魔剛竜剣を全力で鬼眼に斬りつけるときのカラーから白黒になる演出が、ダイの絶叫とともに圧巻でした。
ダイがバーンに握りつぶされそうになるシーンは、原作ではポップを回想するダイが何か言っていそうに見えるもののセリフはありませんでしたが、アニメでは「ポップ・・!」という嬉しいセリフが追加されていました。
この「閃光のように」のセリフから最後までは息をのむ暇もないほどの展開でした。
バーン戦とのラストにふさわしい「竜の騎士」のBGMとともにダイの青とバーンの赤いオーラの激突、バーンを両断、そのあとの宇宙の静けさ、全て圧巻でした。
最後に自身が手にしようとした太陽に落ちていくバーンも、アニメで太陽の赤さを見るとやや悲しいものがありました。
引用元:
この竜魔人ダイ vs 鬼眼王バーンの最後の戦いは、文字ですごさをあらわすのは無理です。
ダイが地上に戻った後のポップのセリフ&ラストシーンに感動
ダイが地上に戻った後のポップの以下のセリフ、わかってはいたものの実際アニメで聞くと泣きそうになりました。
この役だけはっ・・・!!
この役だけは誰にも渡せねぇぇっ!!!引用元:ダイの大冒険 第100話「さらば!愛する地上よ」
アニメではトベルーラで飛ぶポップにカメラが回り込むように入り、横からポップの泣き顔を映す演出にやられました。
前半パート終了後には100話だけのダイと仲間たち&魔王軍のアイキャッチ画像も入り、ここで終わっていればハッピーエンドでした・・。
しかしやはりアニメでもキルバーン(黒の結晶)が水を差しに来てしまいました。
キルバーンの種明かしがされたあと、ピロロと思われていた声からキルバーンの声に戻る以下のセリフのグラデーションは違和感がなさすぎてビックリしました。
ボクが本当のキルバーンだ
引用元:ダイの大冒険 第100話「さらば!愛する地上よ」
第33話「ザボエラの奇策」でマァムの声からザボエラの声に変わったときのように、アニメで見られて嬉しい演出でした。
原作ではこの後キルバーンが逃げようとしたあと、以下のナレーションが入ります。
その瞬間・・・!はじかれたように飛び出した者たちがいた・・・!!!
引用元:ダイの大冒険 文庫版 第22巻 p.325
アニメではこのナレーションが無かった代わりに、アバンのゴールドフェザー、ダイとポップがキルバーン(人形)を上空へ、マァムが拳を食らわせるシーンが5秒ほどの間に描かれており、まさに原作のナレーションどおりでした。
最後の上空でのダイとポップのやりとりでは、以下の演出が追加されていました。
- ポップが流した涙が蒸発?(キルバーンのマグマ成分で?)
- バランとソアラが太陽の中に描かれる
- ダイが悲しそうな表情を見せた後に
- キルバーン(人形)の起爆
レオナがダイの名前を叫び、爆発後に涙を流すシーンが追加されていたのも、もうだめでした。
エピローグ&全100話を見終えて
アニメではエピローグも見ることができ、以下のような嬉しいセリフの追加を見ることもできました。
- ポップ・マァム・メルルが地図で何かを探すシーンにセリフ追加
- ヒュンケル・ラーハルトの旅シーンにセリフ追加
- 獣王遊撃隊がつくる砦シーンにセリフ&にゴメちゃんのマーク追加
最後となる「ダイ好きTV#91 特別編」でポップ役の豊永利行さんもおっしゃっていましたが、ポップたちは魔界(またはダイの手がかり)の場所を探しているのだと思います。
さて第1話「小さな勇者、ダイ」からはじまった2020年版のアニメ、毎週楽しみに鑑賞して感想を記してきました。
全100話を見終えて、原作から30年も経った現在に再度のアニメ化を企画してくださった方、制作に関わられたすべての方への感謝の気持ちでいっぱいです。
「ダイ好きTV#91 特別編」で、唐澤和也監督が準備期間も含めると2018年からだったと仰っていました。
100話もの話数をハイクオリティで毎週の放送に間に合わせるように作るというのは、たとえ作品を好きな人が集まっているとはいえ並大抵のことではないと思います。
そして Twitter のハッシュタグや「ダイ好きTV」などで公式が場を提供してくれたことで、ほかにダイの大冒険が好きな人が大勢いるとわかったのも嬉しかったです。
2014年にふと思って何気なくブログに書いた「最高の漫画「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の魅力を語ります」という記事では、筆者は「後世に伝えたい作品」と書いていました。
再アニメ化だけでなくゲーム化・グッズ化などダイの大冒険が2020年に復活したことで、この「後世に伝えたい作品」という願いが叶えられたのもとても嬉しいです。
おわりに
第100話「さらば!愛する地上よ」の感想をまとめます。
- 竜魔人ダイ vs 鬼眼王バーンの最後の戦い&演出が熱すぎた
- ダイが地上に戻った後のポップのセリフ&ラストシーンに感動
- エピローグ&全100話を見終えて
アニメが終わり土曜9:30の楽しみがなくなってしまったのは寂しいですが、ゲームやグッズ、サントラ vol.2 やイベントなどはまだまだ控えており、引き続き楽しめそうです。
最後にもう一度、アニメ化を企画してくださった方、制作に関わられたすべての方、本当にありがとうございました。
ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。