こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。
待ちに待ったダイの大冒険の家庭用ゲーム機向け アクションRPG「インフィニティ ストラッシュ」をプレイしました。
ストーリーモードを難易度ふつうで全クリアしたあと、2023年9月28日の発売から3日での進み具合は以下です。
- クリア後のやり込み要素であるチャレンジモードを2章までクリア
- 記憶の神殿を地下14階までクリア
まだまだやり込み要素は残っていますが、メイン要素は一通りプレイしたので感想を記します。(追記:チャレンジモード全クリアしました)
なお、多くのレビューサイトで見られるような残念だったところはほどほどに、良かった点にフォーカスしているので、やや偏った感想に見えるかもしれません。
それでは続きをお読みいただければと思います。
©三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険とは
インフィニティ ストラッシュがどんなゲームかは、既にご存じだと思いますので手短に。
- ノベルゲームとハクスラ系アクションRPGの組み合わせ(防御・回避あり)
- キャラクターの育成はレベル上げ・特技のレベル上げ・同じ絆の記憶を集めて強化
- メインのストーリーモードと、やり込み要素の記憶の神殿モード・チャレンジモード
ダイの大冒険のゲームは有志がRPGツクールで作った非公式のものがありましたが、公式のコンシューマー機向けゲームは初です。
2020年の再アニメ化と同時期に発表されてから、楽しみに発売を待ち望んでいました。
インフィニティ ストラッシュはかなり久々に買ったゲーム
筆者はダイの大冒険の原作からのファンであるサラリーマンですが、以下のとおり最近はゲームを頻繁にはプレイしていません。
- ここ数年コンシューマー向けゲームはほぼプレイせず(最後にプレイしたのはドラクエ11S)
- 週末だけPCゲームをプレイ(フォートナイト ゼロビルド。YouTubeに細々と動画上げてます。)
- PS5・Switchは持っていない
このため「インフィニティ ストラッシュ ダイの大冒険」はかなり久々に買ったコンシューマー向けゲームです。
筆者が購入したのはMicrosoft Store(Windows版)のデジタルデラックス版です。ドラクエ3の各職業やドラクエ4のピサロの衣装が特典で付いてくるほうです。
まずは良かった点といきたいところですが、先に残念だった点から記して、その次に良かったところを挙げさせてください。
インフィニティ ストラッシュの残念だった点
待ちに待ったゲームでしたが手放しで絶賛とは言えず、残念だった点は以下のとおりです。
- ストーリーモードは自分でアクティブに操作するステージが少ない&鬼岩城まで
- アバン・レオナ・クロコダインはプレイできるキャラに含まれず
- 記憶の神殿の7階以降に出るばくだんいわのメガンテで、味方が即死することが多い
ストーリーモードはアニメの画像をベースにした会話シーンが大部分を締め、キャラ操作をフルで楽しむのはどちらかといえばストーリーモードのクリア後です。
自分で操作するステージがもっと多かったら嬉しいと思う反面、竜魔人バラン戦でポップが「あの呪文」を使うまでの演出など、重要シーンでのキャラ操作はある程度押さえられていました。
また鬼岩城までというのはリリース前に発表されていましたが、バーンパレスの内部を歩き回ったりできないのはやはり残念でした。
次に特に良かったところを3つに絞って挙げていきます。
インフィニティ ストラッシュの良かった点3つ
特に良かった点3つは以下のとおりです。
- キャラになり切っての操作・カットインのかっこよさ・3Dモデルの美麗さ
- 戦闘シーンにあったメドレーBGM
- 操作感が快適&UIもフレンドリー
それぞれ詳しく述べていきます。
ダイの大冒険の世界でキャラになりきったような操作と美麗なモデル
このゲームの一番の魅力はPCや家庭用ゲーム機の大画面で、大好きなダイ大のキャラになりきったような操作ができることだと思います。
ダイでアバンストラッシュ、ポップでメラゾーマを放ったりできるのはやはりテンションが上がります。
ボスとのバトルでとくに熱かったのは以下のステージです。
- 「2-10 奇蹟呼ぶ友情」でのポップ vs クロコダイン戦
- 「5-22 竜の一刀」でのダイ vs 竜魔人バラン戦
中でも竜魔人バランは原作でも最強クラスの敵だったこともあり、ゲームでもかなり強く設定されていてレベル上げした上で何度もトライしてやっと倒せたときは爽快感がありました。
また敵も含めた各キャラの必殺技や、ダイのドラゴニックオーラ使用時のカットインがかっこいいです。
個人的に特に好きなのはダイのドラゴニックオーラ発動→ライデイン→ライデインストラッシュ(必殺技)を叩き込む流れです。
メドレー版のBGMが聴ける
ボス戦でかっこいいBGMが流れることが多く、さらに一部ボス戦ではインフィニティ ストラッシュの特別版と思われるメドレー版を聴くことができます。
ゲームのBGMは2020年版のアニメと同じく、林ゆうきさんが手掛けられています。筆者はBGMのファンになり、2023年4月に開催されたフィルムコンサートにも行きました。
すごい人数でした。演奏、映像、MC全てが最高でした!最後はサプライズで大好きな竜の騎士のアンコールと撮影OKまで..楽しかったです!
#ダイの大冒険フィルムコンサート pic.twitter.com/VpmTk77sbB
— fidn (@lancork) April 14, 2023
とくによかったメドレーはクエスト「6-5 超魔生物ザムザ」のポップ vs 超魔生物ザムザ戦で流れる、「反撃」からの「竜の騎士」のアレンジ版メドレーです。
YouTube にアップした6章のプレイ動画の中で 9:36 ぐらいからはじまり、戦闘中ずっと流れる曲です。
とくによかったのは「反撃」から「竜の騎士」に曲が切り替わる際の転調です。この曲だけ配信してほしいぐらいにかっこいいです。
PC での操作感が快適&UIもフレンドリー
筆者はPS5やSwitchを持っていないため、Windows版をMicrosoft Storeで購入しました。(Steam版は発売日が1日遅かったので見送り)
プレイするまではこのゲームのためにコントローラーを買おうか迷っていましたが、結論としては以下のようにキーボードとマウスのみで快適にプレイできました。
- FPSゲームなどでおなじみのWASDキーで移動(キーバインドは変更可)
- カメラ移動や通常攻撃はマウス操作
- ゲーム画面のUIにスキル割り当てなどのキーが表示される
とくに助かったのは3つ目のキー割り当てが常に画面表示されることです。
一点、戦闘中に使うアイテムを切り替える Z と C キーだけは表示されませんが、その他はUIのおかげでどのキーがどのスキルだっけ・・などと困ることがありませんでした。
おわりに
まとめると残念だった点もありましたが、以下のような点は魅力的でした。
- キャラになり切っての操作・カットインのかっこよさ・3Dモデルの美麗さ
- 戦闘シーンにあったメドレーBGM
- 操作感が快適&UIもフレンドリー
記憶の神殿とチャレンジモードはまだまだやり込む余地がありそうなので、少しずつ進めていきたいと思います。
ただ原作の連載が終了したあと十数年も何もなかったことを思えば、公式がコンシューマー機向けのゲームを世に出してくれたことは奇跡です。
発売が延期されたことやファンの期待が大きかったこともあり、開発は相当に大変だったことが予想できますが、ダイの大冒険のコンシューマー機ゲームを世に出してくれた制作陣の方々に感謝したいです。