Lian Li A4-H20 X4とAMD Ryzen 9 7950X3Dで超小型の自作デスクトップPCを組んでみた


Lian Li A4-H20 X4とAMD Ryzen 9 7950X3Dで超小型の自作デスクトップPCを組んでみた

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Lian Li A4-H20 X4 と Ryzen 9 7950X3D で超小型の自作デスクトップPCを組んでみた

前回の2018年の自作パソコン新調から6年が経ち、新しくしたいと思い自作PCパーツをいろいろ検討しました。

2024年8月に新しい自作PCを組んだので、レビューをご紹介します。

前の自作PCと今回の自作PCの比較

CPU Core i7 8700 3.2GHz Ryzen 9 7950X3D 4.2GHz
メモリ 32GB 64GB
メインストレージ 500GB SSD 2TB SSD
サブストレージ 1TB HDD 4TB SSD
グラフィックボード ASUS DUAL-RTX4060TI-O8G (2023年7月に交換) ASUS DUAL-RTX4060TI-O8G
OS Windows 10 Pro Windows 11 Pro
CPUクーラー Noctua NH-L9i chromax.black (空冷) Corsair H100x RGB ELITE (簡易水冷)
ケース Lian Li A4-H20 X4 Lian Li A4-H20 X4

ケースは以前「DAN Cases A4-SFX v3」を使っていましたが、2023年7月にグラボを交換した際に大きすぎて入らなかったため、やや大きい「Lian Li A4-H20 X4」に交換しました。

やや大きいと言っても十分小型かつ、簡易水冷クーラーも装着できるスペースがあります。CPUを変えたこともあり簡易水冷クーラーデビューしてみることにしました。

CPUをIntelからAMDに変えたのが大きな違いの一つです。

今回自作したPCの詳細な構成

パーツ 品名
OS Windows 11 Pro
マザーボード ASUS ROG STRIX B650E-I GAMING
メインSSD Western Digital WD Black SN770 2TB
サブSSD Crucial P3 4TB
CPU AMD Ryzen 9 7950X3D 4.2GHz
メモリ Corsair VENGEANCE 64GB(32GBx2) DDR5-5600MHz CMK64GX5M2B5600Z40
グラフィックボード ASUS DUAL-RTX4060TI-O8G
電源 Corsair SF850
CPUクーラー Corsair H100x RGB ELITE
ケース Lian Li A4-H20 X4

今回作成したPCの詳細な構成です。前回はほぼすべてのパーツをAmazonで買いましたが、今回は色々なオンラインショップで揃えました。

  • CPU: 測定の森
  • マザボ・メモリ・SSD・CPUクーラー・グラボ: Amazon
  • 電源: Newegg.com
  • ケース: Sofmap.com
  • OS: Windows10から無料アップグレード

電源のCorsair SF850は新製品で2024年8月時点では日本のCorsair公式サイトで売っていなかったので、Newegg.comという海外サイトで買いました。

Newegg.comで買ったCorsair SF850

勢いで買いましたが$271.84もしました。購入時の日本円換算で44,701円だったのでかなり高くつきました・・。

すべてのパーツを組み終えたLian Li A4-H20 X4の見た目

組み終わったところです。CPU側はこんな感じです。CPUクーラーの取り回しに少し苦労しましたが、いい感じに収まっています。

Lian Li A4-H20 X4とAMD Ryzen 9 7950X3D CPU側

グラボ側はこんな感じです。「ASUS DUAL-RTX4060TI-O8G」はハイエンドなグラボに比べると小さいので、かなりスペースに余裕があります。

Lian Li A4-H20 X4とAMD Ryzen 9 7950X3D GPU側

メインとサブのストレージを両方NVMe M.2 SSDにしたので、配線が大幅に減って大満足です。

CPUをIntelからAMDに変えた理由

AMD Ryzen 9 7950X3D

はじめて自作PCを組んだPentium 4時代から長年IntelのCPUを使用していましたが、今回AMD Ryzen 9 7950X3Dに乗り換えました。その理由は以下です。

Intel 13世代・14世代CPUの不具合問題

2024年前半ごろから、Intel 13世代・14世代のCPUで、マイクロコード(CPU内部の制御プログラム)の問題により、一部の環境でパフォーマンス低下や不安定な動作が報告されているという情報を目にしました。

特に、ゲームや特定のアプリでフレームレートが落ちたり、システム全体の挙動が不安定になることがあるようです。

この問題は、BIOSアップデートで改善されるようですが、AMD Ryzenシリーズではこうした不具合の報告が少なそうだったため、より安定した動作が期待できると考えAMD Ryzen CPUを選ぶことにしました。

ソフトウェアの互換性に問題がなさそうだった

一番心配していたのはAMD CPUにすることで動かなくなったり不具合が出るソフトウェアがあるのでは、ということでした。

しかし調べたところAMDとIntelのCPUはどちらも「x86-64(AMD64)アーキテクチャ」を採用しており、基本的な命令セットが共通です。そのため、Windowsや一般的なソフトウェアはAMDでもIntelでも問題なく動作することがわかりました。

実際に半年ほど使っていますが、前の Intel CPU の自作PCから使っているソフトウェアで問題は全く出ていません。

なお当時はFortniteというゲームを快適にプレイするためにゲーム性能に優れているとされるX3Dを選びましたが、新しい自作PCにしてからプレイしたのは数回です。

以下は Intel Core i7 8700から AMD Ryzen 9 7950X3D に変えた直後のプレイです。

フレームレートは安定した気がしますが、正直ゲームだけなら7800X3Dでもよかったかもしれません。

今はゲームをしなくなってしまったので持て余していますが、将来的な用途のために余裕があるのは安心です。

おわりに

SFXケース用のパーツは高めですが、この小ささがやはり好きです。

かわいらしい、かつ頼りになる処理性能を持つ相棒として、大事に使っていきたいと思います。